こんにちは。ぼくはTJ。
ほら、Tuxedo(タキシード)着ているみたいでしょう?
手には真っ白な手袋をしているし…だからホワイトハンドコーラスに参加したいんだ。
ホワイトハンドコーラスを知らない人には、ここでちょっと説明します。
いまからおよそ25年前に、ベネズエラから生まれた「エル・システマ(ザ・システム)」という子どものための無償音楽教育プログラムについては、みんな、ルーカス教授の講義で学んだよね。
ベネズエラでは、それとほぼ同時期に障がいがある子どもたちもいっしょに音楽を楽しめるように、と、手話で歌うユニークなコーラス部門「ホワイトハンドコーラス」が誕生したんだ。
日本では、今年「東京ホワイトハンドコーラス」ができたんだって!練習風景をみてきたのでちょっとだけ紹介します。
あっ、もう練習してる。きょうは、エル・システマジャパンのフェロー・オーケストラのみなさんとの合同練習の日。
まんなかにいるのは、手話コーラスを教えてくれるえりか先生。まずは、コーラス部のみんなが、演奏中のオーケストラの楽器を触って「音を聴く」ことになったんだ。
どれどれ…どんな音がするんだろう?
あっ!音が聴こえた!
コーラス部のみんなは、ふだん音を聴き取ることができないんだ。でも、こうやって楽器を触ることによって、その振動から楽器特有の音を「聴く」ことができたんだね。
それでは演奏にあわせて手話コーラスの開始!
「そこは気持を込めてやさしく!」えりか先生、特訓中。
休憩時間中に再度、(フォルンに頭をつっこみながら)音を確かめるぞ!
白い手袋をつけた手話コーラスだから「ホワイトハンドコーラス」っていうんだね。
うーん、気持ちがこもっている…
東京ホワイトハンドコーラスのみなさん、素敵なコーラスを聴かせてくれてありがとう。22日が楽しみだなあ。
ぼくの「ホワイトハンドコーラス」ストーリー、これからもつづきます。よろしくね!
神谷さやか 2017年10月16日
エルシステマのビデオでホワイトハンドコーラスを見たことを思い出しました。エルシステマそのものも英語の教科書で知りました。同様に教科書で取り上げられていた耳の聞こえない音楽家Evelyn Glennieを思い出しました。Touch the SoundというDVDも持っています。教科書やサイドリーダーで浅く広くいろいろな世界を知りそこから自分の興味をひろげていくことはとても大事だなあ、と思い、生徒よりむしろ私が教科書から多くヒントを得たように今では思っています。
etwasneues 2017年10月16日 — 投稿者
さやか先生、こんばんは!
Evelynはパーカッションの演奏家ですね。たしかに、教科書にありました。はい。
今回、打楽器はなかったのですが、弦楽器、管楽器とさまざまな楽器を触っては音を楽しむみんなの顔が愉快そうで、見学している側もみんなでわくわくしました。
そして、また、その音楽がいい音楽で… アルマ・ジャネーラ(Alma Llanera)「平原の魂」という曲です。
シモン・ボリバルオーケストラの映像でお楽しみください。
https://www.youtube.com/watch?v=Oqv0KIWekb4