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本日は遠くポーランドからバイトに来てくれました。
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作者のスタニスワフ・レムはポーランド国内はもちろん、世界レベルで有名なSF作家のひとりなんだ。「ソラリス」以前のSF作品では、エイリアン文明は擬人化されて考えられていたんだけれど、レムはそれに不満を持っていた。つまり自分たちの想像を超えた、理解できない異文明があると考えたんだ。
…人間は自分のことを接触(コンタクト)の騎士だと考えている。でも、これが第二の欺瞞だね。人間は人間以外の誰も求めてはいないんだ。われわれは他の世界なんて必要としていない。われわれに必要なのは鏡なんだ。…そこで自分自身の理想化された姿を見つけたくなるのさ。
そんな未知の文明と、それに接触した人間たちを描いている本格的SF作品、ぜひ一度読んでみてください。
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フクロウ書店主 2021年8月13日 — 投稿者
『ソラリス』
スラベク店員、目からうろこの本のご紹介ありがとうございました。
地球外生物と思い浮かべるのはタコ型火星人からETまで形はさまざまですが、どれにも共通するのは「人とコンタクトができる能力があること」。ところがこのソラリス星では、人とコンタクトできない相手と対峙することになります。自分の価値観を枠にして相手を理解しようとするのは、宇宙に限らず地球上でもずっと行われてきたでしょうが、それってどうよ?と作者の問いかけが聞こえてきます。
心に残ったことば
「考えてもみろよ、人間は宇宙の星にも惑星にも、次から次へと名前をつけまくった。ひょっとしたらすでに自分の名前を持っているかもしれないのに。なんていう僭越さだろう!」(byスナウト)
スラベク 2021年8月16日 — 投稿者
That sounds great you liked Lem’s book. Interestingly, he could write in so different styles. For example my second favourite his book “The star diaries” was written as a tales style. It’s very funny but also intelectuall short stories. Have a try.
https://www.amazon.com/Star-Diaries-Stanislaw-Lem/dp/0156849054
BTW s-f short stories. Now I’m reading “Exhalation” by Ted Chiang. Amazing thought-provoking stories.
https://www.goodreads.com/book/show/48983272
フクロウ書店主 2021年8月16日 — 投稿者
よっしゃ、読ませていただきましょう。レムの短編集はちょっとタイトル名が異なるかもしれませんので、店主、まずは図書館にて借りてみます。
そしてテッド・チャンの「息吹」。知らない間に新作が出ていたとは。これまた読ませていただきます。