本日のバイトに立候補してくださったのは、お酒ものがたりシリーズの…
きょうはお酒の本ではありませんが、わたしのお勧め本を紹介いたします。
葛飾北斎とその娘お栄のお話。
天才と一緒にいるとつい自虐的になってしまいそうですが、お栄はちょっと違います。天才を横目に見ながら、只々上手くなりたいと苦悩します。時に春画が上手く書けないと考察したり、悩み方がなんだか少し愛らしいのです。いつの時代も誰かに決めてもらうのでは無く、自分の事は自分で選択する、当たり前の事ですが同時に普遍的なテーマだなと思っています。
フクロウ書店主 2021年9月23日 — 投稿者
なりた店員、江戸の芸術バイブル本ご紹介いただきありがとうございました。
江戸の絵師、北斎とその娘お栄とライバル絵師たちの絵に対する情熱は半端なし。見たもの、体験したもの、すべてを絵にする貪欲さは北斎親子がいちばんかも。好きなことにこんなにのめり込めるのはうらやましい限り。
まだ下巻を入手できていないのですが、心に残った言葉。
「犬と人間と鳥は別々の景色を見ている……」
「そうだ、俺ァ自在に景色を見てえのよ。人間の目玉だけじゃ物足りねえ」(by 善次郎と北斎)
フクロウ書店主 2021年10月5日 — 投稿者
追伸です。
ようやく下巻が回ってきました。
下巻のお栄は上巻よりもさらにパワーアップしてきたような。
カワウソやら天狗やら幽霊やら、ゆめか現かの境目で大活躍。
江戸を五感で感じられる一冊です。