さあ、きょうもパート2の音声を聴きながら、英文を書き取ってくださいね。わたしのお国言葉訳をご参考にGO!
俺の一番よく知られてる顔は昼とよるだっぺ。みんな知ってっぺ。んだけど、昼とか夜とかには世界中の人がみんな同じようにやってる訳じゃねいやな。砂漠の昼間の暑さを考えてみろや。たまんねーべや。んだけど、夜は涼しくて気持ちいいべな。ふんだから、アラブのベッドウィンとかいう連中は昼間は長いこと昼寝すんだ。夜になッと元気になっておしゃべりしたり食ったりすんだ。仕事すんのも夜だあな。
人間は世界のあっちこっちに住んでるから、俺のことをどう思うかもいろいろだっぺ。
きょうは「 砂漠の昼間の暑さを考えてみろや。たまんねーべや。んだけど、夜は涼しくて気持ちいいべな。 」のところででてくる「たまんねーべや(unbearable)」と「気持ちいいべな(comfortable)」をおぼえましょう。
じつはこの単語、三つのパーツが組み合わさってできています。
まずはボディパーツ”bear”について。bearというと動物の「クマ」だと思いがち。でも
bearには動詞の「(うれしくないこと、嫌なことを)がまんする、耐える、引き受ける」という意味があります。
次は頭についている”un-“について。これは「~ではない(not)、~がない(lacking)、~と反対の(the opposite of)」という意味があり、形容詞、副詞、動詞、名詞の頭につけて使うことができます。
そして最後についている”-able”について。これは「~ができる」という意味で、動詞につけると形容詞に早変わり。
ということで、unbearableは「がまんができない、耐えられない(not able to be endured or tolerated)」という意味の形容詞の出来上がり!
この単語にも”-able”がついていますね。comfortは「(悲しんでいたり、心配しているだれかの気持ちを)なぐさめる、楽にする」という意味の動詞ですから、-ableがつくと「気持ちよい、楽な」という形容詞に早変わり!
ひとつの単語から意味を広げることができる使い勝手のよいun-や-ableは「接辞」といって「こども-たち」「春-めく」といった日本語にもあるように「派生語」をつくることができるの。
英語では頭につけるものは「接頭辞」、おしりにつけるものは「接尾辞」といいます。ほかにもたくさんあるから辞書を引いてたしかめてね。