昨日から始まりました新しいパート2のお国言葉訳、本日はさらさんにお願いいたしましょう。
誰でも知ったあるわしゃの顔言うたらそりゃ昼と夜やわの。そんなん誰でも知ったあるぎゃぁ。
そやけど、昼と夜の過ごし方言うたら世界中どこでも一緒やわの。砂漠の昼間の暑さを考えてみ
やんし。堪えきれんやろ。そやけど夜の涼しさ言うたら気持ちえーやろ。ホンマのとこ、アラブ
砂漠のし(これ漢字で書くと衆になりますけど、発音は「し」)のベドウィンのしらはにゃあ、
昼のうちに長い昼寝するんやで。夜になったあのしら元気になるんやわ。連れらと話し込んでご
飯食べて、夜働くんやで。
世界中にはいろんなとこに人らおっての、わしゃの感じ方言うたらどえらい違うんやがえ。
本日は「そんな誰でも知ったあるぎゃぁ」の部分をみていきましょう。英文ではこう言っています。
Everybody knows them.
みなさんは聴き取れましたか?(0.05あたりです)
ここで使われているeverybodyは「みんな、だれでも」という意味の代名詞です。もうちょっと詳しくいうと、不定代名詞、つまり、特定の人やものを指しているのではなく、ばくぜんと指すときにつかうことばです。
everybodyのほかにもevery-がつくことばにはeveryone(みんな、だれでも), everything(すべて、なんでも), everywhere(どこでも)などありますが、みな同じく不定代名詞。
みんな、すべて、という日本語につられて複数だと思ったら大間違い。ひとくくりにして指しているので、単数扱いです。ですから動詞には三人称・単数を表す-sがつきます。
本文でも「知っている(knows)」と-sがついていますね。聞き取れましたか?なに?よく聞き取れなかった?でも大丈夫。このルールを知っていれば英文を書き取る際に間違えることはありません。
このように英文のルールを知っておくことは、英語を聴いたり話したりするときにある程度の推測ができることでもありますから、しっかり覚えてくださいね。