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教えて!山極隊長!番外編<ダブリン動物園>

みなさん、こんにちは。なつです。

今回は、ヨーロッパでも3番目に古いアイルランド・ダブリン市のフェニックス・パーク内にあるダブリン動物園をご紹介しましょう。

ダブリン動物園は1831年に開園、ヨーロッパ最大級の敷地28ヘクタールを誇ります。ゴリラが暮らす「ゴリラ・レインフォレスト(Gorilla Rain forest)」は2011年にオープン。水路に囲まれた12,000平米の島は、木々が生い茂り、入園者は周囲をぐるりとまわってゴリラを観察することができます。

2011年に完成したゴリラ・レインフォレスト!

◆ダブリン動物園のゴリラ一家は、最年長のレナ(Lena, 1984年生まれ)、ドイツ・シュツットガルト動物園からやって来たマヤニ(Mayani, 16歳)、同じくシュツットガルト動物園出身のカフィちゃん(Kafi, 8歳)、レナがお母さんのキトゥバ少年(Kituba, 7歳)、マヤニがお母さんのカンビリちゃん(Kambiri, 6歳)。

◆みんなのお父さんシルバーバック、ハリーは残念ながら2016年に亡くなりました。

ハリーよ、安らかに…

◆キトコ(Kitoko, 2歳)は2016年に生まれたレナとハリーの赤ちゃん。お姉さんのカンビリの背中に乗って楽しそう!

◆ファナ(Vana, 6歳)とテボホ(Tebogo, 6歳)は、2016年にドイツのヴァッパータール(Wuppertal)動物園で生まれました。2頭はお母さんが違うけれど、お父さんが一緒の兄妹。

やさしい女の子ファナ©Hermann_Vollmer

たよりになるおにいちゃんテボホ©Hermann_Vollmer

ところが残念なことに、ファナとテボホのお母さんたちは育児経験がなくて、かれらを育てられませんでした。そこで、同じドイツにあるヴィルヘルマ(Wilhelma)動物園に引き取られて、ゴリラ飼育のスペシャリスト、マーゴットさんとベアさんに4年間育てられました。
マーゴットさんとベアさんは、家族や恋人と過ごす以上の時間をファナとテボホに費やしました。ふたりにとって、かれらが「ゴリラ」だということを忘れずに育てることは大変むずかしかったそうです。
ダブリン動物園に移動すると決まってからは、6か月間、人との接触を減らし、食べものを少しずつ変えて、ヴィルヘルマ動物園にいるお母さんゴリラたちと過ごさせるようにしました。
最初はオトナのゴリラたちが怖くて、ファナとテボホは遠くから眺めるだけでしたが、やさしいメスのゴリラたちのおかげでゴリラの群れの世界に慣れていったそうです。
わたしもゴリラ・レインフォレストをかけまわってみたい…

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テーマの著者 Anders Norén