お正月明け早々、コロナでの自宅待機の時間が増えそうな状況となってきました。せったくですので、この機会を逃さないで、みなさんとイギリスの短編小説を読みながら、英語を学んでいきましょう。
取り上げる小説は、eN新書『ディストピア小説への招待状』よりE.M.フォースター「機械が停まる」。ディストピア小説の意味については、本書の高橋教授による解説を読んでいただくとして、みなさん、この小説を「耳」と「目」を使って読んでみようではありませんか。
用意するもの:
①キンドルアプリで開いた『ディストピア小説への招待状』(日本語訳)
②Youtubeでの朗読
耳で英語を聴きながら、日本語ではどのように訳されているのか、チェックしていきましょう。朗読は、イギリス南東部にあるカンタベリー大聖堂のロバート・ウィリス主席司祭。ウィリス司祭、実は大のネコ好きとしても有名です。オンライン礼拝でも、大聖堂のネコたちが司祭の紅茶のために置いてあったミルク用のポットに手をつっこんだり、祭服の裾に入り込んだりする光景が大人気。
そんなネコたちの行動にも動じずに礼拝を続けるウィリス司祭が、昨年の11月にオンラインで朗読した小説のなかに「機械が停まる」があります。さあ、用意はできましたか。「耳」で司祭の朗読を聴きながら、「目」は日本語で内容を追って理解!ですぞ。
黒猫が気になってしょうがない…という方、画面は日本語訳にしてくださいね。
ウィリス司祭の朗読に癒されながら、日本語訳でしっかりと小説の内容を頭に入れましょう。二回目は、日本語訳から目を離して、耳だけで聴いてもかまいません。気になった箇所には、キンドルのマーカー機能で印をつけておきましょう。
R2D2 2021年1月11日
猫が気になる。
猫は機械仕掛けではないですよね?
etwasneues 2021年1月11日 — 投稿者
ミルクを調べていたネコはタイガーというらしいです。裾に消えるネコは読み聞かせのネコと同一ネコかと。
どちらにせよ、まったくネコを気にしない司祭の読みっぷりをお楽しみください。