2020年もいよいよ終わりに近づいてきました。12か月間、コロナによる自宅での仕事や勉強の時間が増えるにつれて、自宅で「本を読む」機会や時間も増えてきたかと思います。日本語で読むのも結構、ただ、ここはちょっと頑張って英語で「本を読む」のはいかがでしょうか。
わたくし、フレンチブルドッグのベンツ教授は、フント大学の英文学の教授です。長編小説は無理でも、短編小説なら英語で読んでみることができるかも・・・そんな気持ちになっていただくために、用意させていただいたのはG.K.チェスタトン作・短編集『ブラウン神父の童心』より「青い十字架」です。(BUY ON AMAZONをクリックするとキンドルのページにジャンプします)
こちら、イギリス・BBCのドラマ『ブラウン神父』シリーズにも出てくるお話ですが、原作はちょっとばかり異なります。どちらが面白いか読み比べ・見比べしてみるのもよし。
片田舎に暮らす一見さえない風貌のブラウン神父、世界中を駆け巡る大泥棒のフランボー、頭脳明晰・フランボーの天敵ヴァランタン捜査官。知らず知らずのうちに、かれらは大都会ロンドンに集結します。それは宝石がちりばめられた「青い十字架」のため。
だれが探偵でだれが泥棒か、青い十字架の運命は・・・?100年前の小説とは思えないほどの斬新さと新鮮さ!さあ、みなさんもベンツ教授の講義に参加しませんか。
ベンツ1で「青い十字架」にチャレンジした学生のみなさんは、こちらベンツ7の『再読「青い十字架」』で、チェスタトンが仕掛けたさまざまな小説のテクニックを学びましょう!