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おとなも自宅学習◆「われ思う」ことを書いてみよう②カエルの未来と私の過去

はい、こんにちは。ボビーです。

きょうは、新たな「われ思う」をご紹介いたしましょう。

エントリーナンバー2 いよさん

カエルの未来と私の過去 

何年か前に「近い将来カエルが絶滅する」という話を聞いた。あの議論はその後どうなったのだろう。私は何故かとても寂しい気持ちになったのを覚えている。

思えばカエルは、幼い頃最も身近な生き物だった。殿様ガエルのお腹をなでると催眠状態になると聞いてなでてみたり、アマガエルを石でつぶしてしまったり(この感触は今でも私の体の中に残っている)、男の子の中にはカエルのお腹に爆竹を入れて破裂させたりする子もいた。なんて罪深い遊びをしてきたのだろう。今の子供たちにはとても聞かせられない。牛ガエルを捕まえた子は、仲間内のヒーローだった。

もしも、自分の孫なりが生まれたときに「カエルのうた」を歌ってもカエルがどんなものか分からなかったらどうだろう。『ゲロゲロ~』の輪唱も楽しくないはずだ。

気持ち悪いのに何故か私たちの傍にいて愛されているカエル。役に立つとか立たないとかそういう難しい議論は分からないが、私の思い出は何故かいつも小さな生き物と一緒にある気がする。(420語)

今回のテーマは「カエル」。いよさんの少女時代の思い出に「そうそう!」と頷く読者もいれば、のけぞる読者もいるはず。久しぶりに記憶のなかから飛び出してきた、という読者も多いことでしょう。そんなカエルが、地上から消えてしまったら・・・?

生き物との付き合い方を考えさせてくれるいよさんの「われ思う」、ありがとうございました!

わたしも絶滅しないよう、日々努力を・・・

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7 コメント

  1. 倉持三郎 2020年7月20日

    私は子供の頃田舎にいたのでよくわかりました。6月ごろは夜にカエルが一斉になくのが、遠くの田んぼから聞こえてきました。カエルがいなくなったのは水田にまかれた殺虫剤のせいではないかと思っています。カエルが生きていられないほどの力があるならば、そこで育った稲からとれる米にも有害な薬が残存しているのではないか、だとすれば、私たちの肉体をすこしずつ蝕んでいるのではないのかなどと心配しています。

    • いよ 2020年7月20日

      カエルが一つの指標となっているのですね。そういえば、以前はこのような高温多湿の時期には買ってきたお米に虫がわいてしまいました。最近は虫がわくことはなくなった気がします。
      私たちは自然の声にもっと耳を傾けるべきですね。

  2. 銀うさぎ 2020年7月20日

    私も子供の頃にはかなりカエルに対して残酷なことをしてザリガニを釣って遊んでました。なんであれほどのことができたのか、今、かわいい小さな緑色のカエルを見ると不思議でなりません。東京ではすでにカエルは日常のものではないのでしょうが、私のいる茨城の田舎ではいまでも元気な多くのカエルを目に、またその声を耳にします。ときには田んぼから田んぼへの大移動があって狭い道路上に尋常でない数のカエルが動いているのを目撃します。確かに田んぼでは殺虫剤が散布されているのは確かなのでどうなっているのか心配ではあります。殺虫剤をかけないとA級の米の判定がもらえない黒い点がでてしまうと聞いたことがあります。結局は消費者の私たちの意識の問題なのかもしれません。
    この時期、カエルの他にもカモや優雅なサギの姿を稲のみどりの中に見ることができます。このカエルの話はみじかな風景をもう一度じっくり眺めるいい機会になりました。

  3. HAN Ning 2020年8月6日

    Thank you for writing about frogs and evoke discussion and further thinking about frogs. Frogs are so lovely creatures. I am amazed by frog’s life cycle and life history. Not until I am in Japan do I see so many frogs in the garden. After rain, early in the morning, when I go to the garden, I will take a walk in the garden. There are hundreds of tiny green frogs in the grass, on the ground, on the windowsill. They are everywhere. What is amazing is that they seem to be capable of predicting where my foot is about to fall onto and they jump out of the area I am about to step onto. In other words, I can walk as they don’t exist. They can protect themselves by accurate prediction. If I try to avoid stepping onto them and walk in great caution, I just can’t do that because I either walk clumsily or may fall. Frogs are such incredible creature that deserves our respect and protection.

    • いよ 2020年8月9日

      Thank you for your thoughtful comment and insight.
      Indeed, when we look closely at them frogs amaze us with their power of survival. I am glad you share your memory.

  4. さらさん 2020年8月9日

    カエルさんへの極悪非道の数々は田舎暮らしを経た者にとっては、日常茶飯事だったように思われます。
    懺悔。

  5. きんちゃん 2020年8月10日 — 投稿者

    実は私も懺悔派です。牛ガエル探しにかなり遠征しました。牛ガエルは難しい、殿様カエルは何回か捕まえたのに。
    ザリガニ捕りと合わせて、懐かしい思い出です。

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