コロナ月間、日本のみなさんも家にこもる毎日をお過ごしかと思います。今日は「カオマンガイ」というタイのチキンライスの作り方をご紹介しましょう。タイ料理といえばスパイスを効かせたカレーや、ハーブいっぱいのヤム(タイ風サラダ)のイメージがありますが、外出自粛の今、家にある材料で炊飯器で簡単にできるものにしました。
カオマンガイ 材料(4人分)
鶏もも肉 400g 米2合 鶏がらスープ:大さじ1 酒大さじ1 ごま油小さじ1 おろししょうが小さじ1 おろしにんにく小さじ1 ネギの青い部分1本 タレ:ネギ20g しょうがみじん切り大さじ1 ナンプラー大さじ1 砂糖小さじ2 酢小さじ2 しょうゆ小さじ1 オイスターソース小さじ1 味噌小さじ1 あれば唐辛子のみじん切り少々
炊飯器に鶏肉とネギ以外の材料を入れて、水の量を2合の目盛りより少し少なめに合わせます。鶏やネギから水分が出るので水分量は少々少なめが良いです。あとは炊くだけ。鶏を取り出し適当な大きさに切り、トマトやキュウリを添えてタレでいただきます。トマトとキュウリが添えられていることが多いですが、さっぱりしていて鶏とよく合います。
栄養成分(1人分) エネルギー:492kcal たんぱく質:21.6g 脂質:16.0g 炭水化物:59.5g 食塩:1.3g (たれ1人分食塩:1.7g)
そして今日は特別、ビニール袋でもカオマンガイを作ってみました!ポリエチレンのビニール袋に好みの材料と鶏がらスープを入れてお鍋で茹でるだけ。必ずポリエチレン製の食品用にしてください。できれば高密度ポリエチレンを。食材は何でもOK。
材料(おにぎり1個分くらい)
鶏肉60g 米50g 水70ml(本来お米に対して水の量は容量で1.2倍、重量で1.5倍です。あとは入れる材料により加減してください) 鶏がらスープ小さじ1/2 酒小さじ1 ごま油少々 ネギの青い部分5cm
一度に何袋も茹でられるのでもっとほかの材料増やしてもOK。
・米50g 水70ml グリーンカレーペースト大さじ1 ライムリーフ1枚
・米50g トマトジュース70ml ツナ20g 食塩1g 出来上がりに粉チーズ適量
・米50g 水75ml 乾燥なつめ2個 くこの実適量 松の実適量 塩1g
コツはできるだけビニール袋の空気を抜くこと、そしてできるだけ上の方で結んでください。ゴムでしばっても。水から入れて沸騰したら弱火~中火で約20分。その後10分蒸らす。個人的にはナツメや松の実を入れたごはんがお気に入り。本来は災害時に役立つ調理法です。でも普段でも手軽にいろんな味を楽しめますよ。
さて、今日の英語で学ぶことは?カオマンガイのルーツをさぐれ!です。さあ、カオマンガイはどこからやってきた料理なのでしょうか。ここをクリックして調べてみて。分かった人はコメント欄に書いてね。
コロナで学校が休みのみなさん、在宅勤務で腰が痛くなったみなさん、それぞれが自分の好きな材料を入れて、いろいろな味のごはんを楽しんではいかがでしょうか。
R2D2 2020年4月20日
カオマンガイと、シンガポールチキンライス。どちらも好きですが、別物なんですね。
Hainanese Chiken=シンガポールチキンライス ってこと?ですよね。
シマハッカン 2020年4月20日
ん?もう答えが出ちゃいましたね…。シンガポールでは”hainanese”とあたまに付いていましたが、タイではルーツを付けず、チキンライスをタイ語で呼ぶのが一般的になったようです。ルーツが同じだからシンガポールのもタイのも同じと言えるように思いますが、お国独自に発展してきたところもあるので別物とも言えるような。あとは特徴として「タレ」が違うようです。タイでは大豆味噌のようなものがベース。シガポールではどろっとした甘めの醤油やチリソースで食べます。どちらも美味しいですよね。わたしのレシピでは油を少なくしましたが、タイ人はおそろしくたくさん油を使っていました。それもお国柄…?
etwasneues 2020年4月21日
今回のビニール袋クッキング、楽しかったです。たしかに災害訓練のときに、似たようなことをお米でやってみたことがあります。
あのアレンジはタイの人たちも普段よく作っているものなのですか?
シマハッカン 2020年4月21日
ビニール袋クッキング楽しんでいただけて良かったです。
タイでビニール袋で調理するのは見たことないです。でもビニール袋はよく使われていて、調理したものをビニール袋に入れて売っていました。屋台では持ち帰りはおかずからヌードルから全部ビニール袋でした。コーラなどの飲み物も金魚すくいでもらうような紐のついたビニール袋に入れてくれました。あのビニール袋がずらっと並んだ光景好きでしたが最近は環境問題への意識が高まってきて、日本みたいにスーパーではビニール袋が廃止されたみたいですね。屋台のビニール袋はどうなっていくのでしょう。