キャラゴロ番外編のお時間です。前回学んだ、国産野菜でナンバーワンの生産量を誇る「キャベツ」について、もう少しお勉強してみましょう。では、とうがらし一家のチリペッポさん、お願いします。
日本は、ながーい列島を上手に使っている国なのよ。とくに野菜を作るとき、季節によって産地を切り替えながら、安定供給できるように工夫されているの。これを「産地リレー」といいます。
たとえば、キャベツの場合。
◆春は都市近郊の関東平野部(神奈川県や千葉県)
◆夏~秋は、涼しい関東高冷地
◆冬は、温暖な〇〇県
さあ、ここで質問!〇〇に当たる県はどこでしょう?
愛知県!でした。愛知県の東に位置する渥美半島では、①黒潮の影響で温かい気候、②長い日照時間、③豊川用水[とよがわようすい]を利用して、キャベツやメロンなどが多くつくられることで有名なのよ。ビニールハウスや温室を利用した施設園芸農業もさかん。花き(草花)生産は日本一。ちなみに、電気を使った抑制栽培の方法で育てる電照菊[でんしょうぎく]が有名。
イラストでの覚え方は超簡単。お日さまは「温暖」を表し、おうちは「ビニールハウス」を、あつみさんの顔(電球)とお花の冠は「電照菊」を表します。そのほか、椅子が「メロン」、「イチゴ」や「キャベツ」のかわいいキャラが顔をのぞかせているから、渥美半島の特産が一目でわかっちゃう!
ちなみに夏の季節、7月~10月にかけてキャベツの生産量が1位なのはどこでしょう?
群馬県!でした。嬬恋村[つまごいむら]が有名よ。キャベツのコスチュームで「妻」を探して旅にでる「夢野妻作」さんで覚えてね。嬬恋村は高地にあるの。だから妻作さんも高身長・・・愛馬からすらりと伸びた長(すぎる)足に注目。