こんにちは、なつです。
前回にひきつづき、「教えて!山極隊長!」大人のQ&A版です。
「おもろい挑戦で直観力を」京大総長のゴリラ流リーダー論(日経電子版はちらから)
隊長が理想のリーダー像として挙げられているのが、今西錦司先生。
自分に近い分野ですごいリーダーだと思うのは、今西錦司さん(元京都大学名誉教授)ですね。日本の霊長類研究の草分けで、僕自身も薫陶を受けました。彼の一番すごい点は、自分自身が生涯リーダーでありながら、非常にたくさんの弟子を育て、その中から梅棹忠夫さんや伊谷純一郎さん、河合雅雄さんといった各分野の傑出したリーダーを輩出したことです。
わたしたちもここで思い出すのは
なつ教授の霊長類学入門SECTION 1でご紹介した霊長類学初代アフリカ調査の隊長・今西先生のおことば。
「既知の事実の上に安住しているかぎり、いつまで待っても、未知の扉は開かれない。仮説は未知の扉を開くに必要なカギである。しかし、カギを持ってじっとしていたのでは、やっぱり扉は開かれない。カギを持った者が、進んで扉を開きにゆかなければ、扉は開かれないのである」
「さて開いてみると、またそのさきにカギのかかった扉がある。こんどはその扉を開くためのカギが必要になってくるというわけで、第一線にたつ学者というのは、結局こんなことをくりかえして一生を終わる。それでよろしいのだ」
「カギはすでに手中にある。さあ、おのおの方、またアフリカへ出かけることにしようではないか」
日経電子版では、隊長が学生たちに呼びかけているシルバーバック式のリーダー論をお楽しみください。
オトナだってためになる
教えて!山極隊長!(Kindleへとびます)
続・教えて!山極隊長!(Kindleへとびます)
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