こんにちは。ルーカスです
きょうは、まずTJから東京ホワイトハンドコーラスのお話をお願いします。
はい。きょうは午前中に、ベネズエラのホワイトハンドコーラスのビデオ上映会がありました。ビデオ鑑賞のあとには、ベネズエラのでの取り組みや日本の活動についてのお話がありました。
こちらは、エル・システマのナショナルコーディネーターを務めるレオナルド・メンデスさんと、東京ホワイトハンドコーラスを指導していらっしゃるエリカ先生、そして、エリカ先生とタッグを組んで手話を指導されている井崎先生、エル・システマジャパンの菊川理事です。
音楽は耳から聞こえるものだけではありません。子どもたちから感受性を引き出す事によって、音楽の本質的なものが見えてくる…それがホワイトハンドコーラスの本質でもあります。
さまざまな障がいを持つ子どもたちにとっては、まわりの環境を整えることがいちばん大切なことです。 もうひとつは、常に新しいことに挑戦すること。わたしたちがザルツブルク音楽祭に出場するまでに22年という年月がかかっているのですから。
音楽は世界共通のものです。わたしは小さいとき木琴がうまく弾けずに、先生に怒られて嫌いになってしまいました。でも、オペラ歌手であり、手話のできるエリカ先生が歌ってくださった歌を間近に聞いて感動したとき、音楽の可能性を感じました。
若いころに赴任した南アメリカは、アパルトヘイト後もっとも先進的な憲法を持つ国となっていました。国民全員の権利として11言語の公用語に、12番目の言語として手話を採り入れたのです。いまなら、その重要性が理解できます。
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午後は、エル・システマコンサートの時間です。昨日のボッテジーニの曲を、エディクソンさんと日本のトップ演奏家が演奏しました!
そして、きょうのワークショップに来てくれたのは中学1年生と3年生のみなさん。
さあ、なんでも質問して!
クラリネットをやっているだね。フランス式?ドイツ式?
きみは音楽じゃなくて、絵を描いているの?
わあ、こんなに上手に描けるなんて天才じゃないか。売ったらいいよ。ぼくが買う。
演奏後にもワークショップのつづき!
この弦はね、博物館から借りたとても古い弦なんだ
気づいたかな?三本弦のコントラバスと四弦のコントラバスの音の違い。
そこにヴァイオリン奏者の辻彩奈さんが登場。「おいくつですか?」「19歳です」「えー!!!」みんなとあまり年の変わらないお姉さんにみんなうっとり。
辻さんは大学生で音楽を専攻している一方、エディクソンさんは17歳でベルリン・フィルに入団したので、32歳の現在、学位をとるため大学で学んでいるところ。いまという時間を大切にしているふたりの助言に、みなさん真剣に聞き入っていました。
明日はいよいよ東京ホワイトハンドコーラスの登場です!