今回のベンツ教授はイギリスの小説家E.M.フォースターの短編「天国行きの乗合馬車」を取り上げます。シリーズ2ではベンツ教授によるフォースターの「幻想」小説についての解説を聴きながら、原文での読書にチャレンジします。
シリーズ3では、ベンツ教授の研究仲間、英文学者の高橋和久教授に翻訳していただいた日本語訳と比べながら原文を読めすすめます。小説の中で登場する数々の文芸作品や作者の解説も含めて、リンク機能で素早くチェックすることが可能な、新しいスタイルのサイドリーダーです。
<高橋教授のプロフィール>
英文学者。東京大学名誉教授。翻訳にJ.ホッグ『悪の誘惑』『太陽の帝国』(国書刊行会)、E.M.フォースター『果てしなき旅』(岩波書店)、J.G.バラード『女たちのやさしさ』(岩波書店)、アラスター・グレイ『ほら話とほんとうの話、ほんの十ほど』(白水社)『哀れなるものたち』(早川書房)、グレアム・グリーン『二十一の短編』『見えない日本の紳士たち』(早川書房)、マイケル・カニンガム『めぐりあう時間たち』(集英社)、ジョージ・オーウェル『1984年』(早川書房)など。