涼しい日がつづきます。みなさまいかがお過ごしでしょうか。フクロウ書店ではまたまたバイト店員のみなさまにPOPつくりをお手伝いしていただきます。「推し本」の紹介文を100~200字でお願いします。
今回の店員さんはこの方。
英語を学び、色々な国の方々と話をする機会に恵まれてきましたが、そのたびに痛感してきたことがいかに自分は日本という国について、あるいは日本の文化というものについて無知であるかということです。
知り合った方々とコミュニケーションをとり、相手のことを知り、交友を深めていく中でお互いのことをよく知っていく上で、どうしても欠かせないのが自分の生まれ育った国がどのようなものなのか、どういった歴史を持ち現在に至っているのか、その中で生まれた文化というものがどういうものなのか等について、相手に詳しく説明をしていくことが必要になってきます。異なる文化圏で育った人同士、お互いを誤解なく理解していく上では欠かせないプロセスです。
そういったことを丁寧に教えてくれる本書が、わたしのお勧めの本です。
フクロウ書店主 2021年10月25日 — 投稿者
たかし店員、日本史&日本文学の基礎中の基礎を学ぶ機会が持てる本をご紹介いただきありがとうございました。
みなさんも、高校生のときに「国語便覧」や「日本史便覧」という分厚い資料の教科書を持っていた記憶があるかと思います。ぱらぱらと読んでみると、意外と楽しい便覧です…。
この「日本の文化」はちょっと古い本で中・高校生向きなのですが(2002年、岩波ジュニア新書)、この著者の先生に習っていたら絶対好きになっていただろうと思える内容でした。
とても丁寧に分かりやすく日本文化を歴史や学術から時代に沿って解説してあり、「便覧」のような魅力を持つ、そばに置いておきたい本となりました。