今週も、Who am I?ででてきた動詞をおさらいします。英語は動詞が命!どんな「動き」を表すのかいっしょにみていきましょう。その前に動詞を意識しながら暗誦を。
Who am I? Can you guess? You can never see, touch, or hear me, but I am always with you. I am flowing not only around you but also inside you. You cannot grow without me.
You can feel me when things change ― when cherry blossoms bloom and the wind scatters them, or when you get hungry. I have many faces, and you give them various names. Spring is one of them.
Now you can guess correctly, can’t you? Yes, I am time.
きょうはいろいろな意味で使われる動詞をふたつ覚えましょう。どちらも辞書で引くと意味がたくさんでてくる単語です。
まずはgetから。
手紙や贈り物、返事などを「受け取る、もらう」とき、教育や知識を「受ける、身につける」ときに使います。
getにはこんな使い方もあるの。
hungryは「飢えた、おなかが減った」という意味の形容詞。getは「(おなかが減った状態に)なる」という自動詞の意味で使うこともできます。ほかにもtired(疲れた)やangry(怒った)などのような状態を表す形容詞といっしょにつかうと
次は動詞giveをみてきましょう。
giveは「与える、あげる」という意味ですから、必ず「だれに?」「なにを?」という2つの目的語が必要になります。
動詞giveのあとは「間接目的語(indirect object)」、その次が「直接目的語(direct object)」と呼ばれます。
いいのよでんこちゃん、無理して覚えなくてもOK。順番だけ覚えましょう。動詞のあとは「ひと」、その次が「もの・こと」きます。
「主語+動詞+目的語(人)+目的語(もの・こと)」
実はもう一通りの順番があるの。「直接目的語」つまり「もの・こと」を動詞のあとに持ってくる順番。どんなときがこの順番になるかというと、「間接目的語(ひと)」より「直接目的語(もの・こと)」のほうが短い単語だったり、だれにあげる・あげたのか――「間接目的語(ひと)」のほうが重要な情報のときよ。 「直接目的語(もの・こと)」 が代名詞のときなんかもこの順序だわ。
She gives them to Monk. (かのじょはそれらをお坊さんにあげるのです)
動詞のあとに来ているのはfruitsの代名詞themだから「間接目的語(もの・こと)」が先、「直接目的語(ひと)」はあと。
そして忘れてならないのが、この順番だと「直接目的語(ひと)」の前に”to”を入れなきゃならないのよ。
<まとめ>
give――目的語をふたつ持つ動詞
①目的語をふたつ持つ動詞はたいてい
S【主語】+V【動詞】+O【ひと(間接目的語)】+O【もの・こと(直接目的語)】
の語順になる。これを「第4文型」という。
②もの・こと(直接目的語)をひと(間接目的語)の前にもってくるときは前置詞(たいていtoかfor)が必要。
S【主語】+V【動詞】+O【もの・こと(直接目的語)】+前置詞+ひと【間接目的語】
この語順は「第3文型」という。