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英語で学ぼう!◆時事英語④cashless

こんにちは、スコットです

コロナ関連、今回は「春秋おじさん」でも取り上げられていたキーワード「キャッシュレス」について、ニューヨークタイムズの記事(2020年7月)を読んでいきましょう。

今回の記事は「お金(cash)」の問題を取り上げています。冒頭のcash-freeとは、クレジットカードや電子決済のカードなどで支払うために「現金を使用しない、現金不要の」という意味。最近はカタカナ語で「キャッシュフリー」と耳にすることもあるかと思います。getting +比較級で「どんどん/ますます~になる」の意味ですからタイトルの意味はこんな感じ?

キャッシュフリーの未来がいよいよ近づく

それでは本文みてみましょうね

 cashless

本文では電子決済関連の用語がたくさんでてきます。今回はできるだけそれらの用語を中心に取り上げます。さて、電子決済(electronic payment)とは現金のやり取りを省いた決済方法。現金を持ち歩かなくてもよい、という cashless society (キャッシュレス社会)がいよいよそこまで来ている、というのがこの記事のテーマですが、どうやらこれもコロナに関係がありそう。

「春秋おじさん」の解説でもあったように、接尾辞-lessは「~がない、~が不足して、~が要らない」という意味。hopeless, restless, careless, uselessなど、ほかにもどんな単語が作れるか調べてみましょう。

load up on

「~を大量に詰め込む、買い込む」の意味。この記事は、記者が取材したパリのチーズ屋さんを例に説明されています。今までは、買い込んだチーズの代金を払うのにポケットに手を入れてお金を探すのが常だったお客さんたち。このコロナ禍ではその光景も見られなくなったようです。

payment

「決済」の意味。contactlessとはcontact+lessですから「接触がない=非接触の」という意味。contactless payment (コンタクトレス決済)は、人と人が接触せずに支払いを済ませる仕組みのこと。つまり、ICカードやスマートフォン、アップルウォッチのようなウェアラブルコンピューター(wearable computer, 装着型コンピューター)などと、お店の決済用の端末との間で無線通信して電子決済(electronic payment)する、ということ。

swipe

「読み取る」の意味。これも電子決済には欠かせない動詞。非接触型カード(contactless cards)などを読み取り機(reader)に通すことです。タッチパネル型のデバイスで「スワイプ」する、というのは画面上に指を滑らせる動作のこと。元々はクリケットやゴルフで腕を大きく振って「力いっぱい打つ」という意味があります。

app

「アプリ(application program/form)」のこと。カタカナ語では「アプリ」ですが、英語の発音は【æp】。覚えましょう。

現金主義のお年よりたちも、自発的に(voluntarily)デジタル習慣(digital habits)を採用しつつあるようです。

digital platform

「デジタルプラットフォーム」とは?プラットフォームは日本語で「場」の意味。デジタルテクノロジーを利用してつくられた、目には見えない「場」のことです。

デジタルプラットフォームが提供されることで、大勢の利用者がそこで製品やサービスを通じた価値や情報の交換を行うことができます。企業はそこに生じたネットワークの効果を使って、その「場」をコミュニティーや市場にかえていきます。

ちなみにこのような商売のことをデジタルプラットフォームビジネス(digital platform business)と言います。みなさんもよく知っているグーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon.com)がデジタルプラットフォームで成功した代表的な企業。その4社は、それぞれの企業の頭文字をとってGAFAと呼ばれ、広告や検索(Google)、スマートフォンとアプリ(Apple)、SNS(Facebook)、ショッピング(Amazon)の「デジタルプラットフォーム」で大きなシェアを持っています。

third-party fees

「第三者手数料」という意味。 third-partyは第三者、つまり当事者以外の人物や機関を指します。品物を販売する人、その品物を購入する人の間で、そのお金を「立替払い」(payment for a third-party)するのが電子決済を行う会社の仕事なのです。

fraud prevention

「不正防止」という意味。fraudは「人をだましてお金をとる犯罪(the crime of getting money by deceiving people)」、ずばり「詐欺」のこと。fraud detectionで「不正利用検知」、ちなみにdetectionは「隠されたものの存在を特定する行動や過程(the action or process of identifying the presence of something concealed.)」のこと。そう、「探偵(detective)」のように不正を暴くためにさきほどのGAFAのような企業にはfraud detectionが欠かせません。

homebound consumers

「在宅消費者」。家にいながらの買い物「オンラインショッピング(online shopping)」の利用が急増(a surge in)したのも、コロナ禍という状況で加速的に電子決済の利便性が高まったとことが理由のようですね。ここで覚えておきたいのは、boundの意味。もともと「縛られた、拘束された、閉じられた」という意味を持つboundは、homeboundのように複合語としても使われます。inboundやoutboundなども同様です。調べてみましょう。

e-commerce transactions

「電子商取引」。ネットワーク上での電子的な情報通信によって、商品やサービスを売買したり分配したりすること。「eトレード」とも言われ、消費者側からは「ネットショッピング」とも呼ばれています。

tap-and-pay

「タップ&ペイ」とは、スマートフォンにクレジットカードや電子マネーの情報を設定しておくことで、スマホで買い物ができる機能のこと。

 interchange fees

「交換手数料」。カード加盟店契約会社(アクワイアラー, acquirer)がカード発行会社(イシュアー, issuer)に支払う手数料(売上交換手数料)のこと。これは購買者(カード会員)がクレジットカードを利用する度に発生するもので、VISA(ビザ)やMasterCard(マスターカード)、AMEX(アメリカン・エキスプレス)などの国際ブランドの場合は、アクワイアラーと共にイシュアからも本手数料が発生します。

debit cards

「デビットカード」ふつう、銀行が発行し、このカードで決済すると代金が即時に預金口座から引き落とされる仕組みのカード。debit: (a record of) money taken out of a bank account. 発音は【débɪt】。

A.T.M

「自動現金引き出し預け入れ装置」のこと。automated teller machineの省略形です。tellerには「語り手」という意味のほかに、「(銀行の)金銭出納係、窓口(係)」という意味があります。

electronic currency

「電子通貨」electronic cashでも同じ意味です。currencyは「通貨」のこと。

今回はちょっと長くて聞いたことはあるけれど、よくわからない~というIT用語、金融用語が盛りだくさんでした。でもこれはとってもよい機会。辞書を片手にじっくりと読んでみましょう。記事のPDFはこちらから。個人学習用としてお使いくださいね。

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テーマの著者 Anders Norén