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ふみふみのふらっと東京散歩◆小さな秋を探して〈上野駅~御徒町駅編〉

こんにちは。ふみふみです!

東京散歩2回目。本日は上野駅の公園改札からスタートして、上野公園を経由しつつ御徒町方面へ向かい、パルコヤを目指したいと思います。

まずは地図でチェック!

出かけたのはコロナ第三波(?)の拡大前ですが、出歩くことにもなんとなく罪悪感を感じてしまう今日この頃で世知辛いです。もちろんマスクや消毒はしっかりと。三密も避けてレッツGO。

JR公園改札口

さて、公園改札から出たのは1~2年ぶりくらいで、工事が進み以前来た時と改札の場所が変わっていました。

改札を抜けるとこんな感じで、このまままっすぐ公園内を歩きます。
少し進んでまず右手に見えてくるのが、国立西洋美術館。ちっ・・休館。

秋ポイント①芸術の秋

ル・コルビュジエ(Le Corbusier, 1887-1965)は、スイスで生まれ、フランスで主に活躍した建築家。
モダニズム建築の巨匠といわれ、特にフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」として位置づけられる。

国立西洋美術館はル・コルビュジェによる建築で、彼の建築作品のひとつとして世界遺産に登録されています。2022年まで館内整備のため休館中なんですね。

正面玄関右手に見えるのが、オーギュスト・ロダンの『地獄の門』
フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(François-Auguste-René Rodin, 1840-1917)フランスの彫刻家。19世紀を代表する彫刻家とされ、『近代彫刻の父』と称される。代表作に『地獄の門』、その一部を抜き出した『考える人』など。

1880年、ロダンは新しく建設される予定のパリの装飾美術館のために入口の門扉の制作を政府から依頼されました。ダンテの熱烈な愛読者だったロダンは、その門扉を『神曲』をモチーフに作りあげようと決心します。最初の構想スケッチでは、左右の扉がそれぞれ縦に四つのパネルに区切られ、全体で8面の浮彫によって「地獄篇」の情景が表現され、中央に巨像が置かれる構成でした。ところが、構想を練るにつれてダンテの神学的秩序は失われ、次第に渾沌たる世界に変わっていったそう・・・。

この国立西洋美術館の鋳造を含め、現在世界に7つのブロンズが存在します。つまり、本物!ずっとレプリカだと思っていたのでびっくりです。

中央に座っている人が、有名な『考える人』(赤丸)。意外と小さめ。「堕ち行く人々を凝視」しているそうです。

秋ポイント②公園の紅葉

上野公園といえば桜ですが、紅葉で黄色く色づいた木々もきれいでした。イチョウの木もたくさん

江戸時代には、ここは東叡山寛永寺の境内でした。明治維新の後に官有地となり、その後宮内省を経て東京市に下賜されたことから、正式名称は「上野恩賜公園」になっています。

広重「上野清水堂不忍ノ池」
東叡山寛永寺

江戸時代、1625年に三代将軍・徳川家光が江戸城の丑寅(北東)の方角、すなわち鬼門を封じるためにこの地に東叡山寛永寺を建てたのが上野公園の始まり。以来、寛永寺は芝の増上寺と並ぶ将軍家の墓所として権勢を誇ります。ところが戊辰戦争では、寛永寺にたてこもった旧幕府軍と新政府軍の闘いのため(上野戦争)、伽藍は焼失、一帯は焼け野原と化したのです。1870年、医学校を設立しようと上野の山を視察したオランダの医師ボードウィンが、公園として残すよう日本政府に働きかけ、その結果1873年に日本初の公園に指定されました。(Wikipedia

大道芸人の人たち、それを囲んで見守る親子、道に落ちた銀杏のあの香り。
とてものどかな時間でした。

上野の森美術館の前を通り気の赴くままに歩いていると、幻想的な雰囲気の鳥居を発見。上野公園は何度も来ていますが、初めて見る、こちらは花園稲荷神社というお稲荷さん。縁結びのご利益があるそう。えーい、私のも結んでくださいっ!

赤い鳥居が奥にたくさん並んでいて、京都の伏見稲荷大社を思い出しました。まぁお稲荷さんはどこもそうか…。
階段を下りると、また別の神社が!

こちらは五條神社といって、医薬のご利益があるとのこと。健康、大事ですよね。みなさん、しっかりお祈り。コロナが流行る前は御朱印集めをしていましたが、今日は久々にいただくことに。

裏がシール状になっている親切仕様。バリアフリーにも対応していました。さすが医薬の神様。
神社を抜けて坂道を下ると不忍池へ。
不忍池の蓮の花の見ごろは7~8月頃。
冬に向けて枯れつつある蓮の葉たちが水面いっぱいに並んでいました。奥のビル群とのコラボもいいですね。
家族連れなど多くの人がゆったり散歩していました。

そして中央通りへ。今日は通りませんでしたが、中央通りの奥の路地の商店街一帯がアメ横です。
アメ横はもともと第二次世界大戦後の闇市から発展し、今も進化を続けながら残る貴重な商店街。雑多さとおいしいお店と賑わいがあふれています。

正面に見える大きなビルがパルコヤ。

パルコヤは、松坂屋上野店南館の跡地に誕生したパルコの新業態「パルコヤ」。台東区はモノづくりの街ということもあり、背景に物語のあり指示されるブランドを中心に多くのお店が入っています。

そろそろコーヒーでも飲みたい。カフェ、どこがいいかな~。
2階のHERBSに決めました(結局ケーキ目当て)。

秋ポイント③HERBSの季節のケーキ

食欲の秋…なぜ、秋は食欲が増すのか?ひとつにはホルモンの関係があります。セロトニン、別名「幸せホルモン」は満腹感を与えて食欲を抑える働きがあります。この成分は日光に当たる時間が長ければ増え、短ければ減るそう。秋は日照時間が減り、セロトニンも減ってしまうというダイエットには向かない季節なんですね。そのほか、気温も低くなり、体内の脂肪を燃焼させ体温を維持しようと多くのエネルギーを消費する傾向にあります。つまり季節のケーキは必要不可欠(ということにして)。

季節のメニューが人気ですよ~と店員さん。右のクレープアラカルトをいただきました。4種類のしっかりしたクリームがミルクレープの生地にたっぷり入って、おいしかったです。
お店を出るとすっかり夜でした。入口はこんな感じ。だいぶ日が短くなりましたね。
御徒町駅のホームから。ひんやりした空気の中、ビルが光り輝いていました。
第2回の散歩はここまで!

本日の散歩メニュー

・スタート:上野駅公園口
・目的地:御徒町駅近くのパルコヤ(PARCO_ya)
・歩数:4,000歩くらい
・時間:(カフェでの休憩も入れると)1.5時間くらい
・秋ポイント:芸術の秋、公園の紅葉、季節のケーキ

不安が続く毎日です。正しい情報をチェックしながら、皆様もどうぞ気を付けてお過ごしください。

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2 コメント

  1. 拓郎 2020年12月16日

    上野駅近辺は、公園も美術館もアメ横も、懐かしい場所です。母親が元気な頃は、年末何度か買い物のお供をさせられました。(電車で片道2時間!ですよ。確かに元気でした。)
    今後の東京案内、いい場所があれば、例えば、かってここに芭蕉が住んでいました、なんてふうに案内していただけるとうれしいです。東京は深いです。

  2. ふみふみ 2020年12月20日

    こんばんわ!コメントありがとうございました。
    片道2時間!上野は拓郎さんの思い出の場所なのですね。発見がいろいろあり、今回も楽しく散歩できました。
    時々歴史もご紹介できるような回を作るべく、準備したいと思います。ぜひ気長にお待ちください…。

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