2月(がつ)にはいって、新型肺炎(しんがたはいえん)がきになりますが、隊員(たいいん)のみなさんは、ちゃんと手(て)をあらって、うがいをして、しっかりすいみんをとってくださいね。
さあ、今回(こんかい)はどんな観察結果(かんさつけっか)をおしえてくれるのかしら。たのしみだわ。
「隊長(たいちょう)、 モンタはねっころがっていたけど、フトシはずっとうえにのぼっていました」
「フトシね、ねむそうだったよ」
「フトシね、ぶらさがっててつかれないのかな。『なんかたべたいなあ。ねむいなあ』って言ってるみたいだった」
「隊長、フトシはどこでねるんですか?」
みんな、質問(しつもん)をありがとう。フトシ、ねむそうだったんだね。おなかいっぱいだったのかなあ。
野生(やせい)のオランウータンは、ジャングルの木(き)の上(うえ)で寝床(ねどこ)をつくって、朝(あさ)までぐっすり眠(ねむ)るんだよ。
この動画(どうが)で、オランウータンが巣(す)をつくるところを見(み)てみよう。レンジャーの人(ひと)が話(はな)しているのは、オランウータンは
①毎日(まいにち)じぶんの巣(す)をつくる
②たった3分(ぷん)で枝(えだ)をつかってつくる
③ふるい巣(す)はつかわない
ということ。
だけれど、動物園(どうぶつえん)にはジャングルがないからね。夕方(ゆうがた)近(ちか)くになると、みんながフトシを観察(かんさつ)していた外(そと)の展示場(てんじじょう)から、室内(しつない)の寝室(しんしつ)にもどって寝(ね)るんだ。
千葉市動物公園(ちばしどうぶつこうえん)の寝室(しんしつ)は、室内展示場(しんしつてんじじょう)にもなっているから、隊員(たいいん)のみんなはそこでも観察(かんさつ)ができるね。
外(そと)から戻(もど)ってきたフトシは、たいてい室内(しつない)で食事(しょくじ)をとって、動物園(どうぶつえん)がしまったあとも朝(あさ)までずっとそこで過(す)ごすんだ。
オランウータンの寝姿(ねすがた)はまちまちで、麻袋(あさぶくろ)なんかがあれば喜(よろこ)んでくるまったりするよ。それにオランウータンはたいへん風邪(かぜ)をひきやすい動物(どうぶつ)だから、冬場(ふゆば)の暖房(だんぼう)はかかせないんだ。もちろん、夏場(なつば)の暑(あつ)さも気(き)をつけないとね。
動物園(どうぶつえん)では飼育員(しいくいん)のひとたちがいろいろ考(かんが)えて飼育(しいく)しているんだよ。みんなも気(き)になったことは、飼育員(しいくいん)さんにちょくせつ聞(き)いてみるといいかも。
ただし!飼育員(しいくいん)さんたちにとって、動物(どうぶつ)の世話(せわ)は仕事(しごと)でもあるから、じゃまにならないようにね。
運(うん)がよければ、フトシの寝(ね)るときのくせなんかも聞(き)けるかも!みんな、動物園(どうぶつえん)で発見(はっけん)したことや、隊長(たいちょう)にききたいことをおしえてね。