今年初めて行われたショパン国際ピリオド楽器コンクールで、国立ショパン研究所より審査員を頼まれた、“鍵盤の偉人”アレクセイ・リュビモフが来日します。
被ばくピアノ「明子さんのピアノ」を復元し、調律されている坂井原さん、お勧めのコンサート。坂井原さん、教えてください!
今回のアレクセイ・リュビモフさんの日本ツアーですが、10月27日京都の福知山、29日広島の三次、の2会場では、私の工房でお預かりしている1898年製造のベヒシュタインを使用してのコンサートです。その2会場には私も調律に入ります。
11月2日には東京・サントリーホールの小ホールにて、ホール所有の「エラール」を使用してのコンサートです。
エラールは、フランスのエラールという人の工房で作られたピアノで、フォルテピアノ(18世紀~19世紀のピアノ)、つまりピリオド楽器なんですよ。コンクールのときに使用したピアノと同じ時代のものですね。
こちらには私も聴きに行きたかったのですが、ちょうどその日に明子さんのピアノを使用してのコンサートが・・・残念です。
なお、サントリーホールでのコンサートには、ショパン国際コンクールで第2位に入賞した日本人演奏家の川口成彦さんが、特別に緊急ゲスト出演決定!お見逃しなく。