チェスタトンと彼の生み出した
名探偵ブラウン神父(左)
彼らを愛してやまないみなさんの声をここで少し紹介しましょう。
再読、三読に耐える推理小説なんぞ、そうむやみにあるものではない。…ところがここにたったひとつ巨大な例外があって、それがチェスタトンのブラウン神父ものなのである。…再読どころか四読、五読しても充分におもしろい。どうしてこんな奇蹟が起こりえるのだろうか。―井上やすし
ブラウン神父という虚構の人物の口を借りて、チェスタトンはみずからの物の見方、みずからの哲学を語ったのである。―ピーター・ミルワード
「犯人は創造的な芸術家だが、探偵は批評家にすぎぬのさ」なんて、うまいこと言うじゃない。犯罪を芸術化するのは、もちろん、すぐれた芸術家チェスタトンのロマンチックな想像力だけれど、もうひとつ、批評家=探偵をからかう第三者=チェスタトンの奔放なトリックが、ものをいってる。そこが詩人のしたたかなところだ。―嶋岡 晨
文学は幸福というものの数ある多様な形態のうちの1つである。たぶんいかなる作家も、チェスタトンほど私に多くの幸福な時をあてがってくれはしなかった。―ホルヘ・ルイス・ボルヘス
ブラウン神父のデビュー作「青い十字架」をこの夏再読します!
高橋教授の夏の集中講義「探偵小説の定型を破る」
用意するものは簡単;
「ベンツ教授の英語で読む短編小説1」(12日16時より48時間無料ダウンロード)
「青い十字架」PDF版(ここからダウンロードできます:パスワードはbenz07)
そして
「ベンツ教授の英語で読む短編小説7探偵小説の定型を破る―再読『青い十字架』」(13日16時より24時間無料ダウンロード)
さあ、パリ警察の「頭脳」ヴァランタンと一緒に、みなさんもロンドン市内を駆け巡りますわよ!