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スコットのお勧めの本&お勧めの映画『ピーターラビットのおはなし』

おはようございます。スコットです。

きょうは、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポター(Beatrix Potter, 1866-1943)のお誕生日、ということでポターとその作品を紹介しましょう。

ポターを知らない?では、こちらならご存知でしょう。

彼女は「ピーターラビット」の生みの親です。

ヴィクトリア朝の裕福な家に生まれたポターは、幼いころから鋭い観察眼を持ち、大好きなペットや、避暑地として訪れた湖水地方の動植物を精密なタッチで描き上げることを趣味としていました。

この時代の女性は大学へ行くことを許されず、上流階級に生まれた彼女には家庭教師がついて、家庭での教育しか受けられなかったんですね。

1897年にポターが学会に提出した菌類・キノコについての論文はすばらしいものでしたが、著者がアマチュア、かつ、女性ということで受け入れてもらえませんでした。

学問の世界に失望したポターは、自分の描いた動物のイラストを出版社に送り、クリスマスカードや詩集に使ってもらうことによって自信をつけます。そして1901年、子ども向けに小さな本を作りました。『ピーターラビットのおはなし(The Tale of Peter Rabbit)』です。

実はこの本、ポターの元家庭教師の息子ノエルに宛てた絵手紙がもとになっています。

“My dear Noel, I don’t know what to write you, so I shall tell you a story about four little rabbits…” 「大好きなノエル、あなたに何を書いたらよいかわからないので、4匹の小さなうさぎのお話をしましょうね…」

初版は瞬く間に売れ、あのシャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルもピーターラビットの本を子どものために購入すると、その内容を高く評価しました。

さて、このポターの伝記映画として2006年に登場したのが『ミス・ポター』。

from Wikimedias

ピーターラビットの出版に奔走するポターと、ともに夢を追いかける編集者とのラブストーリーを軸にした伝記映画です。ピーターラビットをはじめとする、ポターの描いた動物たちがアニメーションで登場する、といった素敵な仕掛けもあります。

この機会にぜひご覧ください。

おっと、もう寝る時間。それではまた。

 

 

 

 

 

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テーマの著者 Anders Norén