本日ご紹介するのは中学生も高校生も(もちろん大人も)くすっと笑える「笑う英会話」です。
バイト店員モコさんにお借りしました。
副題には「参考書や英会話本に載っている」とありますが、実際に市販されている英語参考書のなかから「ちょっとそれってどうよ?」と思われる例文を集めた本。
実は例文を作る作業は難しいこと、みなさんご存じでしょうか。紙の本の場合、狭い紙面で最大限に説明しようとすると例文はできるだけシンプルかつ分かりやすいもので、さらに「短いもの」が好まれます。
ところが文章は前後の文脈で成り立つもの。ぽつんと1文で成り立つ例文を作るのは意外と難しいのです。でもそんなことはおかまいなしで、ひたすら楽しい例文を集めているのが人気のある理由かも。
■Thier new baby is as cute as a button. 今度の赤ちゃんは可愛い
「前の子のことを思うと、涙が出そうになる」というコメント付き。この英文のポイントはあくまでもas cute as a buttonの使い方でしょうから、そういう意味に取られないようにnewはなくてもいいかも。
■I’m allergic to raw oysters and I ate a lot of them yesterday. I’m very sick today. 生ガキにアレルギーがあるのですが、昨晩たくさん食べてしまいました。今日はとても体調が悪いです。
コメントは「おバカさん」。これは文章の内容自体が納得いかないパターンです。アレルギーを持っているのに食べたら命にかかわりますからね。
■If only I could speak Swahili! スワヒリ語を話せさえすればなあ
これも同じようにシチュエーションが問題。コメントは「どんな状況だろう?」で、その通り。例文を作った人は、おそらく英語やフランス語ばかりではつまらないと思ってスワヒリ語を選んだのかも。せめてtheir local language(現地の言葉)くらいにすれば落ち着きいいかも(ちょっと長くなるけれど…)。
拓郎 2022年2月20日
as cute as a buttonは笑ってられなかった。英語教師だったが、初対面だった。ヤバイ。英語に特化した4万円超の電子辞書で検索するとリーダーズとオックスフォード熟語事典にしか載ってなく、少し安心。ネットの米の質問サイトに興味深い書き込みがあった。市販の参考書にあったとのことですが、どんな前後関係で提示されているのかしら。大学受験でしょうか。