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大人読書計画◆「火星の人」&’Egg’

いらっしゃいませ、フクロウ書店です

梅の花が咲き始め、春の兆しを感じる今日この頃・・・とは言っても寒い、とっても寒い。そんなときこそコーヒー片手に読書タイムをお楽しみください。本日ご紹介するのは『火星の人』が世界中で大ヒットとなった、アメリカ人プログラマーで小説家のアンディ・ウィアー。

アンディ・ウィアー (Andy Weir, 1972- )

幼い頃からSFファンだったウィアーは、15歳の頃からサンディア国立研究所でプログラマーとして働き始めます。その後カリフォルニア大学サンディエゴ校でコンピューター・サイエンスを学び、その後はソフトウェア会社で働きました。

『火星の人』はウィアーが自分のサイトで連載していたWeb小説でした。主人公のマーク・ワトニーは宇宙飛行士。火星でのミッション中に事故が起こり、そのまま火星に取り残されてしまいます。地球との連絡も途絶え食料も限られるなか、エンジニアであり植物学者である自分の知識を総動員してワトニーは火星での生き残りに賭けます。さあ、果たして彼の運命は・・・?

これぞまさしくSF版「ロビンソン・クルーソー」。科学とSFに強いウィアーならではのアイディアが小説のなかにもちりばめられていて、連載当時から多くのファンを獲得しました。彼らの要望もあり数年後にKindleで1冊の本にして販売したところ大ヒット。その後、マット・デイモン主演の映画『オデッセイ』(2015)が作られて、こちらも大ヒットしました。

というわけで、この『火星の人』もお勧めの本ですが、今回はウィアーのショートショート作品”Egg”をお勧めしましょう。

これもウィアーのWeb小説。面白いことに、さまざまな国の友人やファンが訳しているため、多言語で読むことができます。

登場するのは「あなた」と「わたし」。「あなた」は奥さんとふたりの子どもを残して交通事故で亡くなったところ。とつぜん出会った「わたし」に事情を聞いていくのですが・・・表題の”Egg”とは何のこと?ぜひここは原文(英語)で読んでみてください。

http://www.galactanet.com/oneoff/theegg_mod.html#anc1

「いや~、無理無理…」ということであれば、日本語版でもよし。31か国語のうちから好きな言語を見つけて読み比べるのも楽しいかも。

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