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9月の新刊&無料ダウンロード

みなさん、こんにちは。ボビーです。

9月の新刊をご紹介させていただきます。

(BUY ON AMAZONをクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

日本の自然主義の先駆けとなる作家、島崎藤村の作品あらすじを時系列に解説しながら、舞台となった時代背景や島崎家と藤村の身に起こる出来事と作品との関係を紹介します。つまり「島崎藤村」のまとめ集!これさえあれば、読んだことがありそうでない『破戒』や『夜明け前』がどんなストーリーで、なぜ藤村が書いたのかもわかります。

著者は倉持三郎先生

島崎藤村の文学の特質は「情熱」と「忍従」だと私は思います。この2つのキーワードは、藤村自身だけでなく藤村家の人たちにも当てはまります。藤村の作品には自分のことや家族のことを書いたものが多く、したがって主要登場人物を考える場合も上記の2語がその説明の鍵になります。

「情熱」は個人から生まれる力であり「忍従」は環境や他人との関係から生じます。ただし、人間は生まれながらにして異なる性質を持つから、「情熱」はその人物によって意味内容が異なります。各人物に即して、その内容を考えなければなりません。

また、「情熱」があるがゆえに人生に失敗する人もいます。しかし、失敗したからといって意味がないわけではありません。それを知ることによって読者の視野は広がります。他方「忍従」は本人にはつらかったでしょうが、その生涯は無意味でありません。忍従を強いられた人にも、情熱のままに生きた人に劣らぬ輝きがあります。藤村の文学はそれを示していることを、本書で読者のみなさんと検証していきたいと思います。

新刊の無料ダウンロードデーは

9月17日(金曜日)の17時より48時間有効

です。この機会にぜひお試しください。

本書にでてくる島崎藤村の長編作品のほとんどは青空文庫や国立国会図書館デジタルコレクションを利用して無料で読むことができます(アマゾンサイトでも無料でダウンロードが可能です)。合わせてお楽しみください。

青空文庫「島崎藤村」

「春」「桜の実の熟する時」はこちらを(国立国会図書館デジタルコレクションより)

「若菜集」(Kindle、青空文庫版)

「千曲川のスケッチ」(Kindle、青空文庫版)

「破壊」(Kindle、青空文庫版)

「家」(上)(Kindle、青空文庫版)

「家」(下)(Kindle、青空文庫版)

「夜明け前」全4巻(Kindle、青空文庫版)

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テーマの著者 Anders Norén