9月のネコ名言はマザーグースから。リズミカルに口づさんでみてください。その前に、カレンダーのダウンロードはこちらのページから。
Pussy cat, pussy cat, where have you been? / ねこ ねこ こねこ どこにいた?
I’ve been to London to visit the Queen. / 女王 見たさに ロンドンへ
Pussy cat, pussy cat, what did you do there? / ねこ ねこ こねこ なにをした?
I frightened a little mouse under her chair. / 王座の下の こねずみを びっくりぎょうてんさせてきた
マザーグース(Mother Goose)とは、イギリスで古くから口誦によって伝えられてきた童謡や歌のことで、正式にはマザーグースの歌(Mother Goose’s rhymes)と呼ばれます。ちなみに「童謡」を指す英語としては「ナーサリーライム (nursery rhyme)」という呼び方があります。これはnurseryが「子供部屋」rhymeが「(詩の)韻」という意味。
ナーサリーライムのなかでも、マザーグースと言えば古くから伝承されている童謡のこと。著名な童謡は特に17世紀の大英帝国の植民地化政策によって世界中に広まった、とされています。庶民から貴族まで親しまれており、聖書やシェイクスピアと並んで教養の基礎となっているともいわれるほど。
さて、この子猫の歌にでてくる「女王」とは、エリザベス一世で、ねことねずみの話は彼女の治世に実際に起きた事件と関係があると言われてきました。また古くからある歌なので、歌詞にもいろいろなバージョンがあります。たとえばこねこが女の子になって…
Little girl, little girl, where have you been? / おじょうさん おじょうさん どこにいた?
(The annotated Mother Goose : nursery rhymes old and new, arranged and explained, 1967より)
Gathering roses to take to the queen. / 女王にあげる バラをあつめていたのです
Little girl, little girl, what gave she you? / おじょうさん おじょうさん 女王はあなたになにくれた?
She gave me a diamond as big as my shoe. / 大きなダイヤをいただきました わたしのくつほど大きいダイヤを
名詞を入れ替えたら、いろいろな歌がつくれそうよ。Little bird, little bird, where have you been?とかね・・・