本日3人目のバイトの方が作ってくれたPOPはこちら。
8月に因んで、2つの本をお勧めしてみます。
もともと活字が嫌いな小生が、楽しく読めた本がいくつかあります。その1冊が『沈まぬ太陽』。ちょうど36年前の8月、日航ジャンボ機が墜落しました。事故の影には企業の体質があり、個々のエゴがあり…作家、山崎豊子さんの取材力と想像力に感服です。
じつは先に映画を見ました。渡辺謙さんの好演に、かつて組合活動をしていた、また冷飯を食わされた自分と重ね合わせて共感したのを覚えています。その後に小説を読んだのですが、映画にはないシーンを読んで想像してわくわくドキドキ。活字嫌いの小生が一気に読んでしまった本でもあります。
これも映画を見てから小説を読んだんやけど、小説の方がより鮮明に風景が浮かびました(もちろん、岡田准一君たちの演技も素敵でした)。8月15日は「終戦記念日」。まあ、あり得ませんが、太平洋戦争に勝っていたら今の日本の立場はどうなっていたのか。このコロナ禍であらためて考えさせられます。
フクロウ書店主 2021年8月25日 — 投稿者
まさと店員、ワクワクドキドキの本をご紹介いただきありがとうございました。
大企業の泥沼を耐え抜く昭和の主人公、いつしかわたしの頭のなかでは目ヂカラ強い恩地=唐沢寿明に変換されていました。
恩地唐沢が嫌がらせで飛ばされるカラチ、テヘラン、ナイロビ、今ならリゾート感いっぱいですが、60年~70年頭はまさに命がけの転勤。こうした企業戦士が日本の発展を担っていたんですね。このあと2冊ありますが、まずはここで感想を。きっと恩地唐沢は倍返しするに違いない…
心に残った言葉
恩地自身、職場の不平等や差別と闘って来た道程と思い合わせ、今さらのように差別は、人間の哀しい性だと思った。