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英語で学ぼう◆Who am I?/LESSON6 「わたし」の正体

気になる「わたし」がだれだか、みなさんにはもうわかりましたね。英文を通して暗誦してみましょう。

Who am I? Can you guess? You can never see, touch, or hear me, but I am always with you. I am flowing not only around you but also inside you. You cannot grow without me.

You can feel me when things change ― when cherry blossoms bloom and the wind scatters them, or when you get hungry. I have many faces, and you give them various names. Spring is one of them.

Now you can guess correctly, can’t you? Yes, I am time.

その前に昨日の「名前」について

I have many faces, and you give them various names.

日本語でも「あの人にはいろいろな顔がある」の「顔」は人のある役割を示す面 をいうことがありますように、ここで使われている”face”もそういった「わたし」の役割や働きを表しています。

さて、いままでみてきて気づいたかもしれませんが、英語の語順は日本語の語順と異なります。いちばんの特徴は動詞の位置。日本語では動詞は文の最後にくるのがふつうですが、英語の動詞は主語の後ろにすぐきます。

I have many faces.

「わたし(I)」は日本語でいう主語を表します。次にくる「もっています(have)」は日本語でいう述語動詞)、そして「何を~」に当たる部分(ここでは「たくさんの顔(many faces)」ですが)は目的語と呼ばれます。

よく英語の文法や文型を解説している本にでてくる、S、V、Oなどの記号はそれぞれS(Subject=主語)、V(Verb=動詞)、O(Object=目的語)と英語の頭文字をとったものです。

I have many faces.は「S+V+O」でできている文なんですね!

そう。では、次の文をみてみましょう。

You give them various names.

You「あなた(たち)」の主語、give「あたえます」の動詞のほかに、them「それら(=many faces)」とvarious names「さまざまな名前」というふたつの目的語が後ろについています。

ひぇっ!じゃ、この文は「S+V+O+O」なんですか?

あたり。前回でてきたI am flowing.は「S(I)+V(am flowing)」で、O(目的語)のないかたちよ。まずはこの3つの文のかたちを覚えておいてね。

あたまの中でくりかえすSV, SVO, SVOO・・・

Now you can guess correctly, can’t you?

さあ「わたし」がだれだか分かったでしょう?と最後の文で使っているcan’t you?は、付加疑問といって、名前はむずかしいけれど、要はかんたん、日本語の「でしょう?」の部分。くわしい説明は<まとめ>のところで。

Yes, I am time.

最後にでてきたこの文章。短いけれど主語の「わたし(I)」、動詞の「です(am)」に、補語の「時(time)」がでてきました。補語とは文字どおり、補うことば。ここでは「わたし」が何者なのか説明しています。補語は英語でcomplementだから略してC

うっ、もひとつでてきた…SVC

それでは最後にお国言葉訳でみてみましょう。どこの地域のことばか当ててね。

1「さあ、私が誰かわかったじゃろか?そうたい、私は時。

2「もうはっきりわかったやろ?私の正体はな、時やんか。

3「私のこと誰かもうわかったやろ?そうやねん、私は時やねん。

4「ほら、私が誰かわかったやろ?ほゃ、ほゃ、私はぁ〜時や。

5「なあ!!正しい答、わかってきたんと違う?そうや!!!私は時でース。

6「ここまで いえば わかったっぺな あたったよ おれわ じかん だよ。

7「さあ、今なら正確にわかるよね?そう、私、時間なんさ。

8「はぁもう、わいが誰かわかったじゃろうが。そうやわいは時や。

9「あたいがだいか、もへ分かったどが?じゃっじゃっ、あたいは「時」じゃっど。

10「ほれ、もうわかったやろ?そやで、おりゃぁ、時間やで。

11「さぁ、私の名前がわがったが?そう、私は「時間」だべ。

12「さあ,私がだれか分かったっちゃない? じゃっとよ,私は時。

答えはリンク先でチェック!

<まとめ>

語順とは

ことばの順番。英語では、主語(S)のあとに動詞(V)がくる。動詞のあとには目的語(O)や補語(C)などがくる。

文型とは

S+V、S+O+C、S+V+O、S+V+O+Oのように、どのような要素を、どういう順に組み合わせてできているのか、文のかたちが似ているもの同士を整理したものを文型とよぶ。

付加疑問とは

相手に「ですよね?」など同意を求めたり、念を押したりするときに使われる。疑問文を語尾に付加(くっつける)ことでできる文のこと。作り方は、文章が①肯定文(「そのとおりです」という意味)のときは、つける疑問は否定形(~ではない)、文章が②否定文(「そうではないです」という意味)のときは、つける疑問は肯定形(~です)になる。

①の場合:Today is Father’s Day, isn’t it?(きょうは父の日ですよね?)
②の場合:You can’t swim, can you?(あなたは泳げないわよね?)

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