前回はどんなときに「わたし」を感じることができるのか、動詞をみていきました。思いだすためにまずは音声で復習よ!
さて、前回の宿題の答え、わかったかしら。
You can never see, touch, or hear me.
あなたは私を見たり、触れたり、聞いたりすることは決してできません。
5つの感覚 ―― 「五感(The five senses)」は「見る(see)」「さわる(touch)」「聞く(hear)」のほかにあとふたつ
さて、前回は動詞には大きくわけて「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります、とお話しました。五感を表す動詞see, hear, touch, smell, tasteはすべて「一般動詞」の仲間です。
「be動詞」にはどんなものがあるのでしょうか。
そう、基本はこの3つ。この3つはもとは”be”という形ですが、「わたし」や「あなた」のようにそれぞれの文のなかで主役のことば、つまり「主語」によって変化したものなんです。
まとめると:
“am”になるときは”I”(わたし)のときだけ。
“are”になるときは”we”(わたしたち)、”you”(あなた、あなたたち)、”they”(かれたち、かのじょたち、それら)
“is”になるときは”he”(かれ)、”she”(かのじょ)、”it”(それ)
さて、もう一度本文にもどって「わたし」はどんなところにいるか、です。
I am flowing not only around you but also inside you.
I am flowing not only around you but also inside you. You cannot grow without me.
“around” “inside” “without”という単語に注目しましょう。
この3つのことばは「前置詞」です。前置詞はその名のとおり、「前に置く」ことば。後ろに置かれたことば(この文の場合はyouやme)の場所や方向や時間や状態などを説明する役目をになっています。
ですから、”around you” “inside you” “without me”はそれぞれ「あなたのまわりに」「あなたのなかに」「わたし無しに」となります。
not only (A) but also (B)は「(A)だけでなく(B)もまた」という意味を持っていることがわかれば、あとは簡単。
「わたし(I)」は「あなたのまわりだけでなくあなたの中にもまた(not only around you but also inside you)」「流れている(am flowing)」のです。
<まとめ>
be動詞とは
主語によって”is” “am” “are”の形に変化する、「~です」「~である」の意味をもつことば。
前置詞とは
後ろに置かれた名詞(ものや人や場所などの名前)の場所や方向や時間や状態などを説明することば。