お国言葉コレクションが、どんどん増えてきました!ありがとうございます。この単語はどう訳したら自然かな、と考えながら訳してみると楽しいですね。
今回もまずは英文から。そろそろ覚えてきたかな?
Who am I? Can you guess? You can never see, touch, or hear me, but I am always with you. I am flowing not only around you but also inside you. You cannot grow without me.
You can feel me when things change ― when cherry blossoms bloom and the wind scatters them, or when you get hungry. I have many faces, and you give them various names. Spring is one of them.
Now you can guess correctly, can’t you? Yes, I am time.
きょうは、京都のお国言葉です。3人の方々の訳をみてみます。
まずはけいこさんから。
私の事なんやと思う?見られへんし、さわれへんし、声も聞けへんで!そやけどいつもいっしょに居るねん!自分のまわりだけと違うで。心の中にも居るんやで。私なしにはなんもできひん!!
そやけどなァ…桜の花が咲いたり、風で花びらが散ったり、おなかが空いた時みたいにな!何か変わった事があったら、私の事感じると思うんや。私、いろんな顔持ってるでぇ… それに、みんないろんな名前付けてくれはるねん。春もその中のひとつやけどな!!
なあ!!正しい答、わかってきたんと違う?そうや!!!私は時でース。
次はけいこさんのお友達ご夫妻の訳をみてみますね。まずは奥さまから。
さて、私はだれでしょう?わかるかな?あんたは私の姿を見ることも触るころも声を聞くことも出来ひんね。そやけどいつも一緒にいるねん。私はあんたの周りにいるだけとちごて、心の中にもいるねん。あんたは私がいなかったら大きくなられへんね。
事情が変わる時、例えば桜が咲いてやがて風で散る時、それとかお腹が空いた時、あんたは私に気がつくわ。私にはいろんな顔があって、いろんな名前があるの。
春もその一つ。もうちゃんとわかったやろ。そう私は「時間」や!!
だんなさまバージョンはこちら。
私は誰?分かる?あんたは私を見ることも触ることも声を聴くこともでけへん。しかし私はいつもあんたのそばにいる。あんたの身の回りだけでなくあんたの内部にいてます。私なしでは生きられへん。
あんたは桜が咲いたり風で散ったり、おなかが空いた時などに私を感じるやろうね。私はいろいろな顔を持ってる。それにあんたはいろいろな名前を付けています。「春」というのも一つの名前です。
さあ、今あんたはちゃんと分かりますか。そお、私は「時」です。
訳する人によって、語順を入れ替えたり言い回しが変わっているところにも注意して読んでみてください。さあ、次はどんなお国言葉がでてくるかしら?