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ふみふみのふらっと東京散歩◆江戸の生活を支えた水の町〈清澄白河駅~三越前駅編その1〉

こんにちは、ふらっとふみふみです。

コロナで自粛生活が続く東京ですので、今回は、昨年12月に行ったお散歩コースを紹介したいと思います。スタート地点は、最近人気の清澄白河駅。江戸時代の下町の歴史に想いを馳せる散歩です。

清澄白河ポイント①小名木川

ブルーボトルコーヒーができるなど、おしゃれなお店が多い清澄白河。
隅田川流域図(Wikipediaより

ここで東京の川事情について少しだけお話ししましょう。右上に見える太い川は「荒川」で、その支流として隅田川が蛇行しながら東京湾へと流れています。隅田川の東岸、河口付近の右側の地域が散歩の舞台となる深川と呼ばれている地域(永代橋を渡ったあたり)。細い川が東西南北と網目のように走っていますが、これは江戸時代に人工的につくられた「掘割(ほりわり:地面を掘って作った水路のこと)」と呼ばれる川で、小名木川もそのひとつでした。当時は水上輸送がメインで、江戸の人々の生活ととても深いかかわりがありました。

小名木川を使って運ばれたもので一番大切だったのが「塩」。千葉県・行徳でとれる塩がここを通って江戸市内へと運ばれました。もちろん、今の隅田川の「水上バス」のように、景色を楽しむお客さんを乗せた船もたくさん通っていたそう。
すてき・・・

とりあえず深川資料館通りを進みましょう。到着したのは

清澄白河ポイント②江東区深川江戸資料館

江東区の歴史文化施設、①深川江戸資料館 ②中川船番所資料館 ③芭蕉記念館の3館に、それぞれ1回ずつ入館できる券(なんとたったの500円!)が受付で売っているので、ぜひこちらをゲットしましょう(最初の利用日から1年間有効です)。

入口には、第48代横綱・大鵬の実物大パネルがお出迎え。深川にゆかりの深い富岡八幡宮は初の職業相撲興行が始まった、つまり「大相撲発祥の地」です。

常設展示展では、天保年間の深川佐賀町の町並みを想定復元しています。この地図(江戸一目図屏風 鍬形蕙斎画 1806年)の赤丸の地域です。

1階は深川の有名人紹介。(深川の道場主で、新選組幹部になった)伊東甲子太郎、(私塾から多くの人材を輩出した)佐久間象山、(戯作から浮世絵までマルチな)山東京伝、(南総里見八犬伝といえば)曲亭馬琴、(地図といえば)伊能忠敬、(寛政の改革といえば)松平定信、(四谷怪談といえば)鶴屋南北、などなど。

奥に進むと、予想以上にしっかりした江戸空間が広がっていました。
ちょっと感動。

永代橋をおりる(地下への階段をおりる)と江戸時代の深川の町並みにワープします
屋根の上でくつろぐAIキャット。時々「にゃーん」という声が深川の町に響きます…
ふー!まだ散歩してないじゃない?だって?そのとおり、次回は江戸の深川の町を探索します。お楽しみに!

江東区深川江戸資料館

住所〒135-0021 東京都江東区白河1-3-28
TEL03-3630-8625
FAX03-3820-4379
休館日第2・4月曜日(ただし祝日の場合は開館)
*コロナ期間はお出かけ前に電話で確認しましょう!

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2 コメント

  1. 拓郎 2021年1月29日

    深川という言葉を聞くと私はもう胸キュンです。’深川’からは江戸の香りが漂います。しかし、国技館隣の江戸博物館には行きましたが、ご紹介の資料館は未だで、次の上京の第一目的地となりました。以前食べた深川めしは、2時過ぎにお店に入ったせいか、おひつの底から掻き出したような冷えた味気ないものでした。次回雪辱を期します。

  2. ふみふみ 2021年1月31日

    こんばんは。
    胸キュンしていただけたならとても嬉しいです(笑)
    資料館はこじんまりとしており、素通りしてしまうお気持ちもよくわかります…。語り部の方の熱い想いも重なりとてもよい時間を過ごせましたので、次回はぜひ!
    温かな深川めし、江戸を思いながら食べてみたいです。

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