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おとなもやってみたいこと◆其の2「歌舞伎を楽しむ」

こんにちは。ピピです。

コロナのせいでまた芸術の秋が遠のいた、とお嘆きのみなさん、きょうは日頃のもやもやを吹き飛ばすために「おとな」シリーズ第二弾「歌舞伎」にチャレンジです。

歌舞伎と聞いて、なんとなくみなさんの頭のなかに浮かぶ疑問にお答えいたしましょう。

おしゃれをしないと入れないのでは?

いえいえ、普段着でも大丈夫。ふつうの劇やコンサートに行く気軽な気持ちでも大丈夫。もちろん、おしゃれをして行くともっと楽しいかも。

何を話しているのかわかるの?

そうそう、歌舞伎と言えば昔の言葉で何を言っているのかわからない、と思いがち。でも実は意外とセリフが聞き取れちゃう。観劇の前に、ネットで演目のあらすじを追ってもよし、劇場でもらうパンフレットであらすじを覚えるのもよし、イヤホンガイドを借りる(500円)のもよし。

どんなお話なの?

大きく分けると3種類。時代物(じだいもの)と呼ばれるお話は、江戸時代の人たちが見る大河ドラマだと思ってください。伝説あり、創作あり、江戸で起こった事件を歴史上の出来事に置き換えてみたり、と、ドラマ制作者たちの腕の見せ所。

世話物(せわもの)と呼ばれるお話は、江戸の人たちご用達のトレンディードラマ。暮らしのなかの義理人情やら恋愛やら、ドキドキするお話からほろりとするお話までいろいろあります。もちろん主役は庶民ですから感情移入ができやすい。

所作事(しょさごと)、これは舞踊や舞踊劇のこと。じつは歌舞伎は踊りから発祥した劇。なので、舞踊として作られた作品や、ある演目のなかの舞踊の部分だけが取り上げられて、単独の作品として演じられることがあります。自分の好みで選んでね。

めっちゃ長くない?

大丈夫。歌舞伎座では基本、毎日4つの演目が上演されます。どれも、いろいろな話のいちばんいいところ、音楽でいえばサビの部分。ひとつの演目はだいたい短いもので30分から長いものでも1時間半程度。ああ、あの人のあの演目を見たいな、と思うのは、「スタンド・バイ・ミー」をベン・E・キングで聴きたいなあ、いや、ジョン・レノン版で聴きたいな、と同じこと。そうなってくれば面白さも倍に広がります。

歌舞伎座の地下にはたくさんのお店があります。
ネット予約をした券はこの発券機で受け取りましょう。もちろん、当日券も販売中。
リーズナブルに1幕をちょっと見ましょう、というときにお勧めなのが「1幕見席」。この入口から4階の席に一気にエレベーターでGO!
11月は4つの演目があったのが分かります。それぞれでメインの役者さんたちの写真がずらり。現在はコロナ対策で、1幕ずつのみのチケット販売となっています。
最後の演目が終わる頃は真っ暗。素敵なお芝居をありがとうございます・・・
12月の歌舞伎は1日から26日まで。
詳しいことはこちらから(歌舞伎座のHPにジャンプ!)

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2 コメント

  1. けいこ 2020年12月2日

    吉例顔見世興行 恒例の「まねき上げ」行われました。まねき看板が京都の冬の風物詩になっています。晴れがましい様な、それでいて年の瀬の淋しさも感じさせられます。けいこ

    • etwasneues 2020年12月2日 — 投稿者

      けいこさま
      まねき上げ、ってどのようなものなのですか…招くことなのでしょうか。京都のおとな先輩としてご教授をぜひ。

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