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英語で学ぼう!◆在宅勤務VSオフィス勤務①

こんにちは、トモです。

コロナ月間、 ぼくの会社もそうだけれど 、自宅で仕事をしている方たちが増えてきているかと思います。そこできょうは、ある企業が7年前に行った改革をご紹介しましょう。

日本ではあまり見かけなかった「在宅勤務」。アメリカのIT業界はすでに10年以上も前から導入されていました。ところが今から7年前、大手IT企業のYahoo!(ヤフー!)のCEO(最高責任者)が在宅勤務禁止令をだしました。なぜCEOは在宅勤務を認めないと言い出したのでしょうか。

“To become the absolute best place to work, communication and collaboration will be important, so we need to be working side by side. That is why it is critical that we are all present in our offices.”

communication and collaboration 「意思の疎通と連携」のためには何が必要だ、とCEOは言っているのでしょうか。

当然、社員はもちろん各方面からも激しいブーイングがおこりました。

“The decision seems backwards at a time when remote working is easier and more effective than ever.”

“It’s a dig against working parents.”

backwardsは「後退する」dig againstは「あてこする」の意味。

一方で、CEOの考え方に賛成する人もいました。

“It was getting way too lenient, and people weren’t using their best judgment, necessarily, with working from home versus working in the office ― to the point that some of them didn’t even realize their colleagues still worked for Yahoo!, they were coming in so infrequently or not at all.

too lenient「あまりにもゆるい」というのは「会社のルールがゆるくなってしまった」ということらしいわね。colleagues「同僚」がまだ会社に勤めているのかどうかもわからない、っていう問題がでてきたのね。

現在、アメリカのYahoo!(ヤフー!)も多くの企業と同様、COVID19のために在宅勤務が実施されています。今回はやむを得ない措置だとしても、この先またこのようなことが起こったら…?

一方、在宅勤務を後押しするこんなスタートアップ企業も現れました。 Spatial  です。自分自身の「分身」をつくり、会議に参加できるとういうもの。AR(=Augmented Reality, 拡張現実)って言葉を聞いたことがあるでしょう?

参加者たちは従来のテレビ会議のように、じっとPCの画面を見ている必要がなく、頭につけたヘッドカメラで自分のアバター(avatar)を作り、目の前に会議の様子がホログラムで映し出されます。

まるでゲームのような世界が、日常の会議の風景になる日がそこまできたようです。でも一方で、ある脳科学者はこう言っています、「人は面と向かってコミュニケーションをとることで、時間と空間を共有できるのです(”In face-to-face communication, you are sharing a moment in time and space with someone.”)」。

どこかで聞いたセリフだわ・・・明日は引き続き、科学者の意見を聞いてみましょう。

ちなみに、アバター(Avatar)もヒンディー語が語源なんだよ!神様や仏様の「化身」という意味なんだ。あ、映画「アバター2」楽しみだな・・

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4 コメント

  1. サラヤトシヒサ 2020年4月18日

    新しい技術が導入される時にはどうしても反重力的な作用が働くようです。covid19がもたらした世界的混沌はインターネットの活用を再確認させたと同時に,いかに私達がこのテクノロジーに依存しているかをも明らかにしているように思えます。3月の学校休業要請時にインターネット回線の使用料が跳ね上がったというニュースも気になります。また、今回はテレビ会議システムの脆弱性も指摘されることとなり、遠隔授業の実施に、待った!をかける発信も見つけました。
    これまでの学校シムテムの変更や労働環境を変えて行こうとする流れに逆らうことはできないのかもしれませんが、その流れが誰かの大きな声にだけに導かれることのないように自分を鍛えていきたいものです。

    • etwasneues 2020年4月18日 — 投稿者

      サラヤさま

      おっしゃるとおり、機械(と、声の大きい人)のいいなりにはなりたくないですね。個人的には会社も学校もちょっとした工夫次第で、こういう状況下でもおもしろくなるかと思います。楽しいアイディア、引き続き宜しくお願いします。

  2. R2D2 2020年4月19日

    在宅勤務を2回ほど実施した身としては、業務に依るけど毎日とは言わないまでも、必要なときだけ
    出社をすることで、良いのではないか?と思った。でもその背後には自室をを”ロックアウト”する
    必要があるわけで、その労力を考えると手放しにウェルカムとは言えそうにない。

    在宅は、実はコツコツ細かな業務を行い成果を生み出す人には向いているけれど、業務中、寝ている
    くせに口を開くとコメンテーター並みに弁がたつ人間が高評価を受けるような仕組みに思えてならない。

    確かに、リモート会議は相手によって一方通行になりがち・・・
    (サラッとコネタが・・)

    • etwasneues 2020年4月20日 — 投稿者

      R2D2さま
      スタバがまだ開いていたときに横で画面に向かって自分の意見を一生懸命語っていた会社員らしき人がいましたが、途中からどうも相手に聞こえてなかったらしいのが判明し、それからはずっと画面を見ていました。辛そうでした…

      もし、アバター使った会議になったとき、普段言えないようなことも言える、みたいなことにはならないんでしょうか。

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