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9月の新刊お知らせ◆イギリス人の言葉と知恵

こんにちは、ケイトです。

9月の新刊は、読書の秋にふさわしく、D.H.ロレンス研究でおなじみの倉持三郎先生による『イギリス人の言葉と知恵』をご用意しました。

こんにちは、ケイトさん。倉持三郎です。

言葉には、人生の指針になる言葉があります。見知らぬ土地で迷ったとき、つねに北を示してくれる磁石のように、その言葉を思い出すことで取るべき道が分かることがあります。

わたしたちは、そういう言葉を「自分の好きな言葉」といったり「座右の銘」といったりします。それは、親から言われた教えであったり、代々伝えられてきた家訓であったりもします。もしくは、「ことわざ」「格言」「名言」とも呼ばれています。

これらの言葉には人間の知恵が凝縮されているものです。そして、そのような言葉はたいてい短い。しかし短くても、そこには人間の知恵がぎっしり詰まっています。

わたしは学生時代から英文学を読んできました。また、それとの関連で聖書も読みました。その過程で知恵に満ちた言葉に数多く出会いました。今回は、わたしが出会って心に残った言葉の一部を集めてみなさんにご紹介したいと思います。

ありがとうございます、倉持先生。文学はわたしたちにとって、知恵と知識がつまった贈物。みなさんが本を読んで心に残った言葉は何ですか。ぜひ教えてください。

『イギリス人の言葉と知恵』 は今週20日(金曜日)17時より48時間無料ダウンロードができます。

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12 コメント

  1. 番長 2019年9月22日 — 投稿者

    井上 靖 「北の海」の中で出てくる、「練習量がすべてを決定する柔道をやれ」というフレーズは常に頭に残っています。

    相手をたまたま投げ飛ばして勝ったりしても価値はない。次は投げられて負けるかもしれない。だから、よく練習している者が必ず勝つ寝技を使って勝て。そしてその寝技を徹底的に練習しろ。というものです。

    現在も京都大学、名古屋大学柔道部はこの流れをくんだ柔道をしています。

  2. Samurai 2019年9月22日 — 投稿者

    「孫子」に「算大きは勝ち、算少なきは負る」というのがあって、これは強烈に印象に残っています。経営の基本ですね。私の会社経営者ははこれが理解できてないから駄目だといつも残念に思ってます。

  3. 拓郎 2019年9月22日

    後悔は二重に不幸である、これは中村元先生がCD「ブツダの言葉」のなかでスピノザの言葉として紹介されてます。後で後悔するようなことをしたことが一つ目の不幸、後ではどうにもならぬのに悔やんでいるのが二つ目とのこと。ブツダの同趣旨の言葉の紹介の後に言及されています。未来より遥かに大きな過去を抱えた私はしびれてます。

  4. Samurai 2019年9月23日

    samuraiより訂正です。
    「算大き・・・」は誤字で「算多き・・・」の間違いでした。
    つまり、戦前に多角度から計算して「勝算多きにあり」と確信できなければ戦に臨んではならないということ。夢や希望、勇気や楽観論で戦に臨む将は愚将であり、必滅なのです。
    孫子は、兵法のみならず現代の経営学に通ずるものでもあり、経営者の間で密かなブームになっているようです。

  5. 修一 2019年9月23日 — 投稿者

    好きな本 Saul Bellow の ″Seize the Day”
    好きな言葉 Seize the Day
    大学生のころ初めて自分で買った Penguin Book の小説でした。とても理解しやすかったことを覚えています。

    小説では、中途半端な主人公の中途半端な状況を表している言葉として使っていると思います。
    小説だから劇的なことを期待して読むと、全然違った物語だったのを覚えています。
    中途半端な状況をいっぱい詰め込んで、「未来を変える今」をソール・ベローが書いているんだと感じました。

    学生時代に読んだので詳しい内容はあまり覚えていませんが、一人一人の ‘Seize the Day’があってもいいかなと思っています。

  6. 2019年9月23日 — 投稿者

    好きな本は色々思い浮かびますが、その中の好きな言葉と言われると、なかなかパッと思い浮かびません。
    色々考えて思い浮かんだのは、自分の読書で読むものではなく、塾の授業で教える教材なのですが、宮沢賢治の『オッベルと象』の最後の方に書かれている、

    「ああ、ありがとう。ほんとにぼくは助かったよ。」白象はさびしく笑ってそう云った。

    という一文です。
    僕の中ではとても印象深くて、生徒にもなるべく味わえるように解説したいなと思う文です。

    資本家に虐待されていたところ、象の仲間たちが助けてくれて解放されたのだから、喜ぶはずなのに「さびしく」笑うのはなんでだろうね、という話を生徒にします。

    資本家は金の力にものを言わせて白象を拘束していたけれど、そこから逃れるために、結局自分も暴力という力を使ってしまった。「力」を使わなければ生きていけない人間(ではなくて象ですけれど笑)の「業」から逃れられないことを感じるから、さびしいのではないか、というのが僕の考えです。

    「ほんとにぼくは助かったよ」も、どうして「おかげで」などではなく「ほんとに」を選んだのかな、と思います。

    宮沢賢治自身の考えそのものは、時代の制約もありますし、賛同できないところも多々ありますが(笑)、彼のエートスが文章にも貫徹しているところは、本当に素晴らしいと思います。

  7. Miki 2019年9月23日 — 投稿者

    好きな本 「 しろさびとまっちゃん」
    福島の保護ネコと震災直後からかれらのために警戒地域に残って世話をし続けている松村さんのお話で、心に残るのは

    「人間も動物も同じ命であるはずです。食事でいただく命には意味がありますが、”意味なく”殺されることには我慢ができない、と徹底して貫かれた松村さんの意志」

    福島で動物たち命が失われたのは、国や原発だけのせいではなくて、人びとの動物に対する意識の低さが招いた悲劇、だと言う著者のことばも身に沁みます。

  8. Naoko 2019年9月23日 — 投稿者

    すばらしい言葉ってハードル高い…。ヘッセにはたくさんありそう。
    わたしはケラーの「馬子にも衣装」。

  9. Keiko 2019年9月24日 — 投稿者

    人間は動物である。
    怪獣そこのけに獰猛なこともあり、
    そうかと思えば気高い存在となる事もあるが
    動物である事に変わりはない。
    私たちは自分のことを堕ちた天使と考えたがるが
    実は舞い上がった猿なのである。
    デズモンド・モリス「舞い上がった猿」

    モリスさんはこの本の30年近く前に、「裸の猿」を書いて宗教関係者、心理学者、人類学者、社会学者など、各方面から非難を受けたとか。わたしは人類の行いに悲しくなると、パラパラとまた読んでいます。人間を客観的に見ることができる、わたしの大好きな一冊です。

  10. 松本隊長 2019年9月24日 — 投稿者

    原典に当たれていないので一言一句正しいかわかりませんが、
    太宰治の『斜陽』にある、
    「私は確信したい。人間は恋と革命のために生れて来たのだ。」
    という言葉をぱっと思い出しました。

    ネットで調べたところ、「人間は恋と革命のために生れて来たのだ」に傍点が付されているそうです。
    太宰治の本は好きでよく読んでいました。タンザニアのフィールドでも。

  11. Yoko 2019年9月24日 — 投稿者

    さてさて、プレッシャーに耐えながら(笑)
    わたしの好きな本とことばですが

    福音館「星座を見つけよう」
    今でも、ベストセラーで書店さんで展示されていますが、
    小学生のときに買ってもらって、未だにたまに眺めたりしています。

    人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に
    近づいていたか気づかなかった人たちだ
    トーマス・エジソン

    失敗や挫折が多くて、1つでも何かを成し遂げたいと思いつつ
    年数ばかり経っています(笑)

  12. Takuma 2019年10月25日 — 投稿者

    「好きな本の好きな言葉」

    ネットで見つけた言葉なのでよくわかっていませんが、

    「あなたが何気なく過ごした今日は、昨日死んだ誰かがどうしても生きたいと願った明日」

    です。

    ググってみたら、韓国のベストセラーの小説「カシコギ」の中の一節だそうです。

    ダラダラ過ごす一日もとっても必要だとは思うのですが。。。

    こちらは、毎日時間があっという間に流れていきます。

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