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TJのホワイトハンドコーラス・ストーリー⑦サイン隊と声隊

こんどはサイン隊と声隊の合同練習を見に行くよ!

去年からホワイトハンドコーラスに新しいコーラス隊「声隊」ができたんだ。「サイン隊」は耳の聞こえないメンバーが、手歌で表現するコーラス、「声隊」は目の見えないメンバーが、声で表現するコーラス。ふたつの隊のハーモニーを楽しむには、観客もフルに五感を使うんだ。

見えて、聞こえたらメンバーになれないの?

ううん、そんなことないよ。ケーマ&トーマのお兄さんたちも参加しているように、「サイン隊」や「声隊」の兄弟や姉妹、お父さんやお母さんたちも参加できるんだ。

これは去年のコンサートの様子。むかって左側が「声隊」、右側が「サイン隊」!

去年のコンサートでは、エル・システマ・ジャパンの「相馬子どもコーラス」や、ベネズエラから来日した「ララ・ソモス」とホワイトハンドコーラスがいっしょになってステージを創り上げたんだ。

もう練習が始まってるよ。
サイン隊は本番用の手袋をはめているね。
「TJ、声隊の指揮者の方、見える?」

声隊の指導をしてくれるのは、 現在、NHK東京児童合唱団名誉指揮者の古橋富士雄先生なんだ。プロ中のプロが教えてくれる、とってもぜいたくなコーラス隊なんだよ。

古橋富士雄先生(ONTOMOより

ろう者(音を聞くことのできない)のこどもたちと、もう者(ものを見ることのできない)のこどもたちの交流って、ふつうはなかなかないんだよ。だから、全国の学校の先生たちが見学に来てね、こうやって音楽を通じて交流すればいいんだ!って学んでいくんだ。

現在、どちらの隊も20名ほどのメンバーがいます。ホワイトハンドのメンバーはいつでも募集中なの。そして将来、このメンバーからホワイトハンドコーラスの指導者がたくさん生まれて、世界を飛び回ってくれることを願っています。

「 来月のコンサート、とっても楽しみだな!また、練習に行ってもいいですか? 」
「 もちろん!TJ、待ってるよ~!!」

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テーマの著者 Anders Norén