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紅葉の季節の京都・・・人はいっぱい、バスはこみこみ・・・そんなわけで、しばしの癒しタイムはここ「ラ ヴァチュール」で。
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1971年オープンのこのお店、50年近く変わらぬレシピでリンゴ20個以上を使って丁寧に作られたタルトタタンは、本場フランスのタルトタタン愛好会からもメダルを贈られるほど。
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言い伝えによれば、19世紀後半、フランスのある町にあるホテル・タタンが発祥の地。ホテルを経営していたステファニーとカロリーヌのタタン姉妹のうち、調理担当のステファニーが、ある日アップルパイを作ろうと、リンゴをバターと砂糖で炒めていたところ長く炒めすぎてしまったのね。
焦げるような匂いがしてきたので、ステファニーはあわててリンゴの入ったフライパンの上にタルト生地をのせて、そのままフライパンごとオーブンへ入れたとか。焼けた頃にフライパンを出してひっくり返してみると・・・なんとまあ、すてきなデザートができあがっていた、というわけ。
やがてホテルの看板菓子となったこのタルトを、大都会パリからやってきたレストラン経営者が食べたところその美味しさに大感激!彼の経営するお店「マキシム」の看板メニューになったのよ。
「マキシム」といえば、19世紀末のフランスでも1,2位を争うほどの有名なレストラン。ベル・エポックの名士や芸術家たちに愛された超高級フレンチレストランで、タルトタタンも世界に広まったんです。
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住所:京都府京都市左京区聖護院円頓美町47-5
電話番号:075-751-0591/営業時間11:00-18:00(月曜休)
神宮丸太町駅より徒歩15分/京都市バス熊野神社前から徒歩5分
HN 2021年1月13日
お皿も芸術的ですね。モコとの旅は楽しいですね。