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夏休みの企画・お勧め大会【18】ジョン・キーツ

エントリーナンバ-【18】シュウイチさん

お勧めはズバリ!

夏は「キーツ詩集」と キーツとその恋人ファニー・ブローンとの悲恋を描いた映画「ブライト・スター いちばん美しい恋の歌」をお薦めします。夏の暑さを忘れます。

ほんとうですか…シュウイチさん。キーツで猛暑を忘れられますか…?

英・仏・豪合作、2009年映画『ブライト・スター』(Bright Star)は詩人キーツの最後の3年間と、恋人ファニー・ブラウンとのロマンスを描いた映画です。

舞台は19世紀初め。イギリス・ロンドン郊外ハムステッド村。親友宅に居候している若き詩人キーツは、隣の家の長女ファニーと恋に落ちます。

明るくて、ちょっぴり勝気で裁縫が大好きで…詩とは無縁な暮らしのファニー。キーツの詩に興味を持ち、書いた本人に惹かれ始めると、キーツもそんなファニーに心を奪われます。

しかし、幸せも束の間、キーツは病におかされていました…

キーツ(John Keats, 1795-1821)は、ロマン派の詩人。25年の短い生涯のなかで、自然や美を讃える詩を多く発表しました。

映画のタイトルは、キーツがファニーに当てて船旅の途中で書いた詩の一節からとったもの。Bright Starは「北極星」の意味です。

Bright star! would I were steadfast as thou art—
Not in lone splendour hung aloft the night,
And watching, with eternal lids apart,
Like Nature’s patient sleepless Eremite,
The moving waters at their priestlike task
Of pure ablution round earth’s human shores,
Or gazing on the new soft fallen mask
Of snow upon the mountains and the moors—
No—yet still steadfast, still unchangeable,
Pillow’d upon my fair love’s ripening breast,
To feel for ever its soft fall and swell,
Awake for ever in a sweet unrest,
Still, still to hear her tender-taken breath,
And so live ever—or else swoon to death.

自分の命が長くないことを悟ったキーツが、永遠に変わることのない「北極星」になって、あなたの息遣いを「甘い不安」のなかでずっとずっと聞いていたい、永遠に…

シュウイチさん、ありがとうございます。

さあ、詩集を読むのが先か!映画を観るのが先か!迷った方はetwasneuesbooks@gmail.com まで。

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テーマの著者 Anders Norén