エントリーナンバー【14】きんちゃん
お勧めを教えてください:
はい。おススメは、タイ・チェンマイにある「バーンロムサイ」という日本人が運営する施設で暮らしている子どもたちです!
HIV母子感染したタイの孤児たちの生活施設として、1999年に設立されたのが「バーンロムサイ」です。
バーンロムサイ(ban rom sai)は、タイ語で「ガジュマルの木の下の家」という意味。
ガジュマルは熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木です。
大きくどっしりと根をはるガジュマルは防風林や防潮樹として、また、憩いの場所を提供する役割を担っている樹木として市民の生活に欠かせません。
そんなガジュマルのように、子どもたちを投薬で病気から守り、かれらの安全な生活の場となっているのがバーロムサイ。現在では、さまざまな事情で孤児となってしまった子どもたちも一緒に暮らしています。
さて、「バーンロムサイ」では、卒園した子どもたちが働ける場所として、園の隣に宿泊施設「ホシハナビレッジ」を作りました。
ホシハナビレッジ、どんなところでしょうか?
広い敷地にコテージが点在していて、ゆったりとした時の流れと自然をまさに5感で感じることができます。(もちろん味覚も!)ホシハナビレッジは「バーンロムサイ」と細い通路でつながっていて、お願いしたら「バーンロムサイ」も見学できました。
それはそれは・・・素敵な体験をされましたね。
はい。みんなワイ(顔の前で手を合わせる主に目上の人にする挨拶)をしてくれて礼儀正しいのです。タイの田舎で裏側の世界を垣間見たような経験でしたが、病や貧困と戦う子どもたちの明るいこと、たくましいこと…こちらが元気をもらいました。
ちなみに、この「バーンロムサイ」は岩波書店よりフォト絵本『ガジュマルの木のし下で―26人の子どもとミワ母さん』で紹介されています。
バーンロムサイの詳しい活動はこちらから(サイトにとびます)
数年前、偶然手に取った絵本から、実際の「バーンロムサイ」を見ることができたそうです。きんちゃん、ありがとうございました。
素敵な経験、これもまた「物語」。etwasneuesbooks@gmail.comまで。