お久しぶりです、シャムスです。
考古学の講義再開です。学生のみなさん、今回は「水中考古学」について学びましょう!
教授、水中考古学とは?
陸上において、埋蔵金を探し求めることがあるように、水中においても、大航海時代にポルトガルやスペインへ運ばれるはずだった金銀など、世界中で海底に沈む財宝を求めて難破船探しが行われてきた長い歴史があります。
そして、陸上において歴史的な痕跡を求めて行われる学術的調査と同じように、水中においても、地盤沈下や海面上昇、災難によって今では水面下に没してしまった遺跡や遺物について、学術的な調査が行われています。
それが水中考古学ってやつですな。
はい、そのとおり。今回は、大航海時代よりも遥か昔、青銅器時代にまでさかのぼります。トルコ沖で発見されたふたつの船について、発見された積荷からどんな人たちが何のために、どこへ行こうとしていたのか、みなさんと一緒に調査していきましょう。
シャムス教授の考古学入門6 トルコ沖難破船を調査せよ!