こんにちは。ジャックです。
猛烈な暑さのなか、きょうは東京都のある場所に羽根をのばしてみました。
あなたのいる場所を確かめるなんて簡単なことだわ、ワトスンくん。
いえ、ピピさん、わたしはジャックですが。
どこですか!ピピさん!
拡大してみましょう。
わたしの科学的合理的推理によればどんなことでも間違いなく解明できる…
モリアーティ教授・・・じゃない、高橋教授!
見失うな~!
ははん、ここね。年鑑のTの項目…そうそう、そこを読んでみるわよ。
東大の正門から安田講堂に向かう銀杏並木沿いにある、正門から見て右側がここ、法文2号館。これは建築家・内田祥三の手によるもので、反対側の法文1号館が1935年に、2号館が1938年に竣工された。関東大震災での倒壊から、教授や学生たちの命を守る強固な建造物が必要だったのである。独特なゴシック建築を称して「内田ゴシック」と言われていて・・・その後、内田祥三は1943年に東大総長となっている。
ピピさん、はやく教授についていかないと…
ついたわ!
さあ、来い!きょうはどんな講義かしら!
ということで、目下、高橋教授の探偵小説の構造を探偵する楽しい本を企画中…お楽しみに。