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スコットのお勧めの本&お勧めの映画『ウォールデン 森の生活』

おはようございます。スコットです。

きょうはアメリカの作家・詩人ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(Henry David Thoreau, 1817-1862)の生誕200周年の日ですので、みなさまに関連するお勧めの本&お勧めの映画をご紹介しましょう。

ソローは1845年7月4日から2年2か月2日間、ウォールデン池のほとりで自給自足の生活を送り、そのことを本にしました。『ウォールデン 森の生活』(Walden; or, Life in the Woods)です。

I went to the woods because I wished to live deliberately .  / わたしは、意識的にものをよく考えて生きようと願って、森の中へ入っていった 。

ソローは森の中でひとりになって、身の回りの自然のことから人間の精神や哲学、社会へと思いを巡らしました。かれの思想は、後の時代の文学者や社会運動に大きな影響を与えることとなります。

from wikimediacommons

この『ウォールデン 森の生活』の一節を使った映画で有名なのが、1989年に公開されたアメリカ映画『いまを生きる(Dead Poets Society)』です。

厳格な規則に縛られている全寮制の男子高校に、国語の教師キーティング(ロビン・ウイリアムズ)が赴任します。かれもまた、このエリート校出身のエリート教師。ところが、その授業はほかの教師とはまったく異なる風変わりな授業でした。

生徒たちには教科書を捨てさせ、机の上に立たせたり、講堂にある古い写真を見せては「つねに物事を別の視点から見るんだ!」と言い、耳元でささやきます。

Carpe Diem いまを生きろ!

日本語の映画タイトルですね。

さて、キーティングに触発された一部の生徒たちが、亡くなった詩人の作品のみを読む秘密サークル『死せる詩人の会(Dead Poet Society)』を作ります。じつは、これはキーティング自身が高校時代に作ったサークル。年鑑からそのことを発見した生徒たちはキーティングに頼み込んで会を復活させます。

生徒たちは夜中に寮を抜け出すと森のなかへ入っていきます。そして洞窟を見つけると、そこでお互いに気に入った詩を朗読し始めます。

ソローのことば

I wanted to live deep and suck out all the marrow of life. / わたしは深く生き、人生の精髄を吸収しようと思ったのである。

 

はこのサークルの合言葉でもありました。

キーティングや生徒たちがこのあとどうなったのか・・・ぜひ、映画でお楽しみください。

では、そろそろわたしも寝る時間なんで森に帰ります。

うっ、眠い。

 

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テーマの著者 Anders Norén